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2019年9月29日日曜日

【10月6日(日)】The Makers Market #7に出店します

ミャンマーのローカル物産展のThe Makers Marketに出店します。開催日時は、10月6日(日)の16:00~21:00です。


6月の開催を最後に、雨期の間に休止となっていたので、久々の開催となります。
休止されていた4か月の間に、出店者の顔ぶれや、販売されている商品に変化があるのかが気になります。


The Makers Marketは、主催者が出店者を事前に選定しているため、会場で販売されている物品に、一定のクオリティが保証されている、ミャンマーでは貴重なローカル物産展です。
ここでは、中国製の安価な衣料品やキティちゃんのぬいぐるみなどの非正規のコピー商品は販売されていません。出店者の商品が、ミャンマー製であること、環境を配慮した製品であること、大量生産品ではないことが参加条件となっています。
飲食店の出店者も増えてきていて、軽い食事もできるようになりました。

開催場所は以前と同じKaraweik Gardenです(公園内のKaraweik Palaceの手前)。 会場の公園に入場する際に、入場料の300MMKを入口で徴収されます。


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2019年9月6日金曜日

9月5日のヤンゴン空港発の航空便が全線欠航となっていた

前回のブログでお伝えした通り、昨日の航空便で、約2年振りに日本へ一時帰国するつもりでした。
しかし、搭乗予定の航空便が欠航となったため、果たせませんでした。
空港に着いたとき、電光掲示板が軒並み遅延になっていたので、おかしいなとは思っていたんですが、カウンターでチェックインはできました。
イミグレーションを通って、搭乗口に着くと、いままでヤンゴン空港では見たことのない数の乗客が搭乗を待っていました。ヤンゴン国際空港は、利用者の数に見合わない施設の広さなので、いつもは閑散としています。
どうもその日の午後から、すべての便が遅延となっているようです。
搭乗口で4時間ほど待っていると、ぼちぼち欠航便のサインが出はじめました。
私が搭乗予定のベトナム航空は、便が掲示板そのものに表示されず、後続の出発便に遅延の表示が出ています。
旅行代理店を営む近所のF氏に、全線遅延になってるんだけど、とメッセンジャーで連絡してみたら、ハノイ経由でヤンゴンに来る予定の氏のお客さんがキャンセルになったとのことです。
これはベトナム航空の機体そのものがヤンゴン空港に入ってない可能性があるなと思い、ベトナム航空の担当者に訊ねようとするも、ベトナム航空の担当者がどこにいるか分からない。
しかたがないので、すべてのゲートを回って「ベトナム航空のことはどこで聞けばいいの?」と聞いて回る。最後に聞いたゲートで、ようやくベトナム航空の担当者を発見して尋ねたら、案の定、欠航とのこと。
電光掲示板に表示してくれよと思う。
生まれて初めてイミグレを逆行して出て、パスポートの出国スタンプにVOIDのスタンプを押されて、一階ロビーに戻る。
ベトナム航空のカウンターに行って、「どうなるの?」と聞いたら、翌日の便に振り替えとのこと。
ホテルとか交通費の補償はなさそうでした。隣でオッサンがその辺のことを粘ってましたが、どうも無理そうでした。私は住んでるからいいけど、そうでない人はホテル取り直したりするのが大変だなと同情します。私とて、空港、自宅間の往復のタクシー代は無駄になりましたが。
後でF氏に事情を聞いてみると、オーバーランした軍用機が、滑走路の障害となって、昼からの便の全便が欠航となったようです。
空港内で、きちんとした説明がなかったのは、いつものことではあります。
アカウンタビリティという概念は、この国にはないから。
全便欠航になるなら、早めにアナウンスした方が、ずっと待っている乗客のストレスも少ないし、ホテルを取り直すなどの対応策を早めに取れて助かるはずです。
軍関係の事故なので、情報を開示できずに、利用者の利便性は二の次だったのが予想されます。

というか困るのは、本当は今日6日の早朝着予定で、この日に福岡のセレクトショップの担当者と会う予定を入れていたことです。バンコクでも自社企画の商品を販売しているショップなので、面白い情報が入るのではないかと期待していました。メールで連絡した限り、先方からは、この日以外は空いてないと伝えられています。

あともう一つの問題は、今回サンプル商品を大量に詰めているため、スーツケースが重量オーバーになっていることです。昨日は、「俺、体重から(実際、軽い)」とか言って、何とか超過料金払わずに荷物を預けられましたが、今日もチェックイン・カウンターで同じ攻防を繰り返すのは気が重い。

昨夜は帰ってからも、Airbnbのホストに予定日に宿泊できないことを伝えたり、アポイントメントを取っていたショップに予定していた日時に訪問できないことを連絡したりで、面倒なことが多かったです。
何にしろ、何事も計画通りに進まないのが、この国の有り様だなと改めて痛感しました。

とういうか、たった今、振替便のメールが来ました。昨日の便より4時間早い。夜の便だと思ってゆっくりしていたので、これからすぐ荷物まとめて空港に向かいます。とにかく先が読めないのが、この国の特徴です。

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2019年7月27日土曜日

【YANGON CALLING】ミャンマー産の生地を使ったバックを作りました

これまでミャンマーの生地を使った衣類を中心に企画・販売してきましたが、客層が多様なため、人によって体型が全く異なります。
日本人を含むアジア人は概して小柄なのですが、ミャンマー人のビルマ系富裕層は大柄で170㎝を超える女性も珍しくありません。対して、同じ富裕層でも中国系ミャンマー人は小柄で細身の人が多い。
欧米人だとアングロサクソン・ゲルマン系は概して大柄、ラテン系は細身の人もいれば、そうでない人もいる、東欧系は比較的小柄で細身の人が多い。
こうなると、イベントなどに出店した時に、お客様の気に入った商品があっても、合うサイズがないケースがままありました。

やっぱり服以外のサイズを選ばない雑貨類も充実させる必要性を感じて、バック類を商品ラインナップに加えました。

ひとつは、ラカイン産のロンジー生地を使ったショルダーバッグです。
ラカイン産の生地は厚手なので、バックなどの耐久性が必要な商品に向いています。
裏地付きで、中には内ポケットがあります。
たくさんものが収納できる大きさなので、スポーツバックなどにも使えます。



もう一つは、ロンジー用のポリエステル生地を使ったトートバッグです。
こちらも同色の裏地付きで、中に内ポケットを配しています。
東南アジア的なポップな色使いが楽しいです。
ビーチバックやエコバッグ向きではないでしょうか。



ジッパーで開閉する仕様なので、雨の日も安心

サイズや価格は、下記のYANGON CALLINGのオンラインショップのサイトでご確認できます。
https://www.ygncalling.com/shop

ミャンマーの素材を使ったモノ作り
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2019年7月10日水曜日

7月16日(火)~7月19日(金)ゴールデン・ヴァレーのシティマートに出店します

来週、7月16日(火)から7月19日(金)の4日間の間、ゴールデン・ヴァレーのシティマートで開催されるイベントProduct Of Myanmarに参加します。
ミャンマーのローカル物産メーカーが参加するポップアップ・ショップのイベントです。

このイベントは、ミャンマーで木工製品や革製品を製造・販売しているNatural Myanmarのオーナーのに主催により、ヤンゴン内のショッピングモールで不定期で開催されています。
彼女は、自分のビジネスの発展だけではなく、ミャンマーで活動している独立系中小メーカーの支援を真剣に考えている ミャンマー人には珍しい公共的な視野を持ったビジネスパーソンです。




7月16日(火)はワソー満月、7月19日(金)は殉難者の日の休日なので、ミャンマー在住の方にはお越しやすい日程です。
このエリアはミャンマーの富裕層が住むエリアで、過去のイベントでは、ミャンマー人顧客のリピーターができたこともあったので、この場所でイベントが開催されるときは出店することにしています。

お時間あれば、買物のついでにお立ち寄りください。

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2019年6月5日水曜日

The Makers Market #6の売り上げが予想外に厳しかった

先週の日曜日に第六回目のローカル物産展のThe Makers Marketに出店しました。
雨期に入ってから、はじめてのThe Makers Marketです。
このイベントは、昨年の12月から月一回のペースで屋外のKaraweik Gardenで開催されています。
雨期入りする6月になればさすがに屋内の会場を借りるだろうと予想していましたが、何事もなかったように、いつも通りのKraweik Gardenが会場でした。
天候次第では、暴風雨で商品にダメージを受けるリスクがありましたが、毎回参加しているのと、ここ最近は、このイベントでの売り上げがライフラインとなっているので、リスクを覚悟して出店しました。

商品を展示した私のテント

主催者からは、雨対策しているから大丈夫とメールには書いてましたが、いざ会場に着くと、乾期の時と同じように屋根付きのテントを置いているだけでした。違いは飲食スペースにもテントを置いていたことだけです。
テントを透明なビニール・シートで囲んで、壁を作り、横殴りの雨が入ってこないように対策しているかなと5%くらい期待していましたが、そこは安定のミャンマー、何も考えていない。
幸い開催時間中には雨は降りませんでしたが、準備中の時は小雨で、隣り合わせのテントの境目から、屋根を伝って雨が内側に入ってきて、これでは商品を展示できないなと考えていました。
やはり雨で商品を損なわれるのを懸念してか、常連のCharlotte Barjouやlillaといったフランス人オーナーのファッション・ブランドは、今回は不参加でした。 






雨期に開催された野外イベントということもあってか、来場者もいつもより少なめでした。営業時間中は雨は降らなかったものの、午前中と午後の早い時間には、けっこう降っていたので、客足が遠のいたのではないでしょうか。
そして、今回ははじめての売り上げゼロという結果となりました。出店料、交通費もまかなえない、完全な赤字です。
うーん、厳しい。今は、このイベントでの売り上げがライフラインとなっているので。
雨期の期間中を乗り切るため、他の販路を考えないといけないです。

主催者には、雨期の間は屋内で開催して欲しいと伝えていますが、まだどうなるかは分かっていません、

これといった妙手はないので、とりあえずオンラインショップでの販売に力を入れようかと考えています。
ヤンゴン市内で無料でデリバリーしますので、気になる商品があればご注文ください。
試着してサイズが合わない場合は、返品可能です。

YANGON CALLING オンラインショップ:
https://www.ygncalling.com/shop

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2019年5月27日月曜日

【6月2日(日)】ローカル物産展 The Makers Market #6に出店します

次の日曜日に、ミャンマーのローカル物産展のThe Makers Market #6に出店します。
開催日時は、6月52(日)の16:00~21:00です。


このイベントは、回を重ねるごとに参加するベンダーの質も上がっています。来場者数も開催する度に増えています。

前回のイベント時の写真を以下に掲載します。


これは、YANGON CALLINGとして参加した私のテント。




最初の頃は、暗くなるとぱったり人がいなくなってましたが、今では遅い時間まで飲食を楽しむお客さんが増えました。


だんだん、飲食店の比重と存在感が増えてきたのが、最近の傾向です。
前回参加したときは、ローカル工芸品を販売している知り合いの業者が、みんな飲食に来ていて、物販の売り上げが少ないとぼやいていました。参加する業者もレベルが上がってきて、お客さんが商品に求めるクオリティも上がってきたのも、一因かと思います。

このイベントでは、現在のライフスタイルにフィットするよう、デザインの現代性や品質を考慮した物産や工芸品を製造・販売するミャンマーの業者が、主催者の選考を経て参加しています。
一定のクオリティを保証されたローカル・メイドの商品が揃っているという点で、今のところミャンマーで唯一のイベントです。
仕事柄、他のイベントにも見学がてら行っていますが、他のイベントで販売されている商品クオリティは、Makers Marketに比べるとかなり低いです。というか、他の多くのイベントでは、中国製の塩化ビニールのバックとか、出自不明のタイの衣料品とかを売る業者が出店していて、そもそもミャンマーで作られたモノが少ない。
なので、ローカルの衣類や工芸品などにご興味のある方にはご来場をお勧めします。

これから雨期に入るので、当日の天候が心配ですが、主催者側はターフを準備して、雨対策すると言っています。

開催場所はいつもと同じKaraweik Gardenです(公園内のKaraweik Palaceの手前)。 
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2019年5月15日水曜日

なぜ、7年前に起こったミャンマー・ブームは不発に終わったのか、エストニアの例から考えた

先日、『エストニアで「日本人お断り」のスタートアップが増えた理由』という記事を読みました。

この記事によると、連日のように日本の企業からエストニアへ視察団がやってくるものの、「実際に事業を展開している日本企業はごくわずかで、日本企業の大半は『表敬訪問』を目的にエストニアに訪れる。そんな日本企業の振る舞いが、現地でひんしゅくを買っている」そうです。

「彼ら(注:エストニア人)が訪問客と会う理由は、その先にビジネスの機会を見出しているからに過ぎない。ただでさえ労働力が不足している国である。観光ガイドをしているほど、彼らに時間の余裕などない。家族を大切にする分、残業は滅多にしないエストニア人にとっては尚更だ」という現地の事情に配慮せずに、「『視察』という形だけの訪問が繰り返され、何もビジネスが生み出されなかった結果、日本企業に対する不信感が高まって」いるとのこと。

筆者は、「日本企業にありがちな「とりあえず会いましょう」的な表敬訪問ほど、迷惑なものはないのだ」と断定しています。

ミャンマー在住が6年を越える日本人には、これは既視感のある光景です。
6、7年前のミャンマーも日系企業からの視察ラッシュでした。
2011年に政府が軍政から民政へ移管して、ほぼ鎖国状態だった国が開かれた時、経済メディアが「ラスト・フロンティア」 、「アジアの甘いケーキの最後の一切れ(The last piece of a sweet cake in Asia)」などと喧伝し、日本人を含む多くの外国人がおっとり刀でこの国を訪れました。
日本からは、連日のように、「XX経済団体連合会」、「XX経済同友会」(XXは地名)といった団体のメンバーが、ミャンマー商工会議所を訪れていました。

しかしながら、こうした視察団を派遣した企業で、実際にミャンマーで実際に事業を展開した企業の数は、そう多くはないようです。
JETROのサイトで調べたところ、ミャンマー日本人商工会議所メンバー数は、376社でした(2018年5月末時点)。
2012年から2015年のミャンマー・バブルの間に、ミャンマーを訪れた日系企業に属する視察者の数は、ミャンマー日本人商工会議所の現メンバー数の数十倍のはずです(正確な統計はなく、個人の肌感覚ですが)。

前掲の記事では、筆者は、エストニアに来る前にまずすべきこととして、下記の二点を挙げています。

1. 目的意識を明確にすること
〜「来ること」そのものが目的化しない。その先のビジョンをまったく描くこと。自社のどんな課題にアプローチしたいのか、現地企業にどのようなことを期待しているのか、最低限事前に明確にすべき。
2. 現地企業に提供できる価値を明確にすること
〜 自分たちと会うことによって、彼らにどんなメ リットがあるのか。その点を明確にする。

たしかに、6、7年前の日系企業の視察ラッシュも、明確な目的や戦略を持って臨んでミャンマーにやってきた人々は稀少でした。

もう一つ腑に落ちた記述があったので、紹介します。
日本とエストニアの環境を比べてみると、人口規模ではエストニアの100倍であるし、国としての歴史の長さも、文化的な背景も大きく異なる。つまりエストニアの方法論をそのまま適用したところで失敗することは目に見えているのだ。エストニアのe-ID制度を参考にしたものの、普及率12.8%に留まっているマイナンバー制度がその代表例と言えるだろう
ミャンマーにやって来る日系企業は、エストニアのケースとは逆に、日本の既存事業をミャンマーでの展開を図るケースが多いですが、その際も当然、歴史も文化背景も生活様式も可処分所得も違うので、そのまま日本の財やサービスをミャンマーに持ち込んだところで、当然、うまくいきません。
あたりまえですが、現地の値頃感、文化、嗜好に合わせる必要があります。
現にミャンマーに進出した外資系企業の中でも、比較的存在感のある、MPT(携帯電話キャリアKDDIが出資)、エースコック(即席麺)、キリンビバレッジ(ミャンマービールを買収)といった企業は、自社のサービスや商品を現地の所得水準や嗜好に合わせて、ローカライズしています。

もちろん、BtoCだけがミャンマーでのビジネスモデルではありませんが、少なくともミャンマーの市場で何らかの営利活動を営むなら、この視点は欠かせません。
むろん、オフショア開発やファースト・ファッション向けの縫製工場等では、ミャンマーは生産・製造過程を担うのみで、ミャンマーを消費市場としては考慮していません。
また、日系企業向けのコンサルティング会社、法律・会計事務所のように日系企業のみを対象としている企業や、日本人駐在員向けの不動産サービス業なども少なくありません。しかし、話をわかりやすくするため、ここでは進出する企業が、ミャンマーの市場を対象にしていることを前提とします。

6、7年前の日系企業のミャンマー視察ラッシュの時に感じたのは(今でも散見しますが)、日本は市場が縮小している、あるいは成長が見込めない、もしくは過当競争で利幅が薄いので、日本での自社事業を、そのままミャンマーで展開するという無理筋を通そうとしていたケースが多かったです。
ミャンマー市場に向けて、競争的な価格を設定したり、文化・習慣・嗜好の違いを勘案してローカライズすることを考えていた人は、ほとんどいなかったように記憶しています。
特に中小企業の人たちは、大手(元請け)企業の発注に依存する下請け体質で、市場特性を分析して、現地向けにローカライズした独自の商品で新たな市場を創造する、市場分析力・商品企画力・開発能力・マーケティング力などを備えていないように見受けられました。
簡単に言ってしまうと、ミャンマーに来てなお、「日本ガー」とか「日本人ガー」とか言っている人が多かった。
繰り返しますが、ミャンマーと日本では、歴史・文化・習慣が大きく異なるので、日本の感覚で物事を捉えても意味がありません。
市場特性をよく考えずに、日本からミャンマーへ進出した日本食レストランが、この6、7年の間にどういう結果を迎えたかを見れば、それは明らかです。
コンサルティング・法務・会計業務などのクライアントから定額収入がある業種なら、顧客が日系企業だけでも成立していますが(新しい市場を創るのではなく、限られたパイを同国人同士で取り合うので、業種毎に成り立つ企業数の上限は決まってますが)、レストランのように収益がスポット単位の業種だと、ミャンマーの日本人市場のパイそのものが小さいため、現地の嗜好、食文化、可処分所得を度外視して作られたお店のほとんどが2、3年以内に撤退しています。
平均的な所得のミャンマー人が入れない価格帯のお店を作るなら、日本人だけではなく、欧米人などの在ミャンマー外国人全体を取り込む必要がありますが、きちんと意味が通る英語表記のメニューさえ作っていない日本食レストランが多かった。

まあ、ここ5年ほどミャンマーで日本食を食べたこともないし、日系企業に勤務している人とも、ほとんど接点がないので、いささか情報が古いかもしれません。
そう思って、何か新しい情報がないかと、ググったところ 『乙武洋匡・世界へ行く|ミャンマーの純粋さに触れて考えたこと』という、去年の2月に書かれた記事を見つけました。

離陸して4時間ほど経った頃だっただろうか。うとうとしていた私の耳に、うっすらと怒気を感じさせる機内アナウンスが聞こえてきた。

「ただいま、化粧室における喫煙が確認されました。機内での喫煙は禁止されており──」

おいおい、マジかよ。いつの時代の話だよ。そういえば私の前の座席の年配男性のもとには部下らしき男性スタッフが訪れ、入国審査カードの書き方を懇切丁寧 に説明していた。それでも埒が明かなかったのか、最後には上司からカードを預かり、すべて記入した上で再び届けにきていた。

そういえば私のとなりの年配男性は、まるで修学旅行のしおりのような何ページにもわたるカラフルな出張中の行程表をパラパラとめくっていた。おそらくGoogleカレンダーなど使いこなせない上司のために、部下が膨大な時間を費やして作成したものだろう。

機内での喫煙。入国審査カードの代筆。小冊子のような出張行程表。ヤンゴン行きの機内には、とにかく“昭和”が満ちていた。
これを読む限り、やっぱり、6、7年前と変わっていない気がする。
東南アジアだと、欧米圏と違って古いままの感覚(昭和のオヤジ的感性)でも大丈夫だと勘違いして来る日本人が多いようです。ミャンマーで、「日本ガー」「日本人ガー」言っている日本人はたくさんいますが、例えば、アメリカ、イギリス、ドイツでは、そんなにいないのではないでしょうか。
東南アジアでも、お隣タイのバンコクだと、当地の文化やセンスの向上が著しいので、古いタイプの日本のオッサンがどんどん駆逐されている感があります。
前回、バンコクへ行ったときは、若者に人気のあるクールな場所は、流行に敏感なお洒落なタイ人の若者と富裕そうな欧米人客で賑わっていて、こうした場所では日本人はほとんど見かけませんでした。一方、日本の郊外の住宅地の駅前にありそうな古いタイプの居酒屋(別に嫌いではないですが)では、サラリーマン風の中高年の日本人男性の一人客がそれぞれ別のテーブルに分かれて点在していて、なんだか侘しげでうらぶれて見えたのが、クールな場所の賑わいと華やかさとの対照をなしていました。

ミャンマーも「昭和な感覚のオッサン」では、すでについて行けない場所になりつつあります。
ミャンマーに来る日本人も、必要最小限の英語力と、ITリテラシーを持っているべきです。
ミャンマー人の大卒英語力は、話す・聴くに関しては、平均的な日本の大卒より上です。そのため、英語圏の人々とも日本人よりも臆さずに接します。よって、ミャンマー人英語話者のコミュニティと在ミャンマー外国人コミュニティは、ビジネスやエンターテイメントの情報を共有しています。
ミャンマーで、「日本ガー」「日本人ガー」と日本語圏のコミュニティ内で言い合っていても、同質的なコミュニティ内では、コミュニティ外の異質な情報が入ってきません(構成員の活動範囲や情報源が同じため)。その上、情報が日本語圏にしか伝播しないため、外部のコミュニティ(ミャンマー人コミュニティや在ミャンマー外国人コミュニティ)への情報発信力もゼロに等しい。
ITに関しては、ミャンマーでは、PCでのインターネット接続を飛び越えて、2014年の携帯キャリアの自由化以降、いきなりスマートフォンでネットにアクセスするようになったので、アプリに関しては年配者でも使いこなせる場合が多い。
少なくとも、入国審査カードを読んで、記入する程度の英語力(なのか?)と、Google Calendarを使える(部下に手製の出張行程表を作成させるような、生産性の低い、無用の仕事を増やさない)くらいのITリテラシー(と呼ぶべきか?)は、最低限あってしかるべきでしょう。 さもないと、今後も日系企業や日本人のミャンマーにおけるプレゼンスの向上は望めません。

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2019年4月27日土曜日

【5月5日(日)】第5回The Makers Marketに出店します【イベント開催】

久しぶりのブログ更新となります。
4月に入ってから、連日気温が40度を越える日が続いていて、暑さで頭がぼうっとして、なかなか文章を書く気になりませんでした。

水祭りも終わったし、いつまでもぼうっとしているわけにもいかないので、イベント告知のため、いま熱を帯びたMacのキーボードを叩いております。
今度で、5回目となるミャンマーのローカル物産展のThe Makers Marketに出店します。
開催日時は、5月5日(日)の16:00~21:00です。


このイベントも、回を重ねるごとに完成度を増し、来場者数も開催する度に増えています。

前回のイベント時に撮った写真をご参考のため、以下に掲載します。

これは、私が出店したテント




初期は、物産展としての性格強かったのですが、飲食系の出店者も増えて、
食事を楽しむお客さんも増えました

その場でシェーカー振って作ったカクテルを販売するお店も出てきて、アルコール類も充実しています。ヤンゴンのその辺の飲食店よりも、アルコール類の選択肢は多いです。

今までは、暗くなるとばったりお客さんがいなくなっていましたが、飲食店の出店が増えたせいか、前回は遅い時間帯になっても、それほど客足が途絶えませんでした。

このイベントでは、デザインの現代性を考慮して生産・販売している、現在のライフスタイルにフィットした物産や工芸品の製造業者が選抜されて参加しています。
一定のクオリティを保証されたローカル・メイドの商品が一望できる、なかなかない機会なので、 ローカルの衣類や工芸品などにご興味のある方にはご来場をお勧めします。

6月から雨期に入るので、雨期が終わる11月まで、今回を逃すと、あと半年は屋外で開催されることは、おそらくありません。雨期の期間に屋内の会場で開催されるかどうかは、今のところ不明です。6月以降の半年は開催されない可能性もあります。
個人的には、プロモーションの良いチャンスなので、どこか屋内の会場を探して継続して欲しいと願っていますが。


開催場所は前四回と同じKaraweik Gardenです(公園内のKaraweik Palaceの手前)。 
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2019年3月25日月曜日

【3月31日(日)】The Makers Market #4に出店します

今回で4回目となるミャンマーのローカル物産展のThe Makers Marketに出店します。
今回の開催日時は、3月31日(日)の16:00~21:00です。

このイベントでは、現代性や現在のライフスタイルにフィットすることを考えて製造しているミャンマーの ローカル物産や工芸品の製造業者が厳選されて参加しています。
一定のクオリティを担保したローカル・メイドの商品が一望できる、なかなかない機会なので、 ローカルの衣類や工芸品などにご興味のある方にはご来場をお勧めします。


前回の3回目は出店者にアンケートを取って、前二回より開催時間が1時間繰り上げて15:00~20:00になりましたが、今回はまた元の時間帯16:00~21:00戻っています。
理由はわかりません。
開催時間については、出店者にアンケート取って決定した事項なので、変更するなら運営側から理由を説明して欲しいですが、ミャンマーには説明責任という概念がないので、まず無理でしょう。もしかしたら、単なる間違いかもしれません。
(後記:Facebook Pageで問い合わせたところ、日中は暑いので元の時間帯に戻したとのことです。それなら出店者に、きちんと説明すべきだと思いますが)
3回目の開催の前回も、開催日前日に、その前の2回目のテント配置図を機械的に送って来て、「ウチが無いんだけど!?」と出店者が混乱しました。

1回目、2回目は、運営が円滑で、受付開始、申し込みの締め切り、選考期間、選抜された出店者の発表のスケジュールを最初に示して、要所要所でメールでの周知やFacebookで発表されていましたが、前回の3回目から、スケジュールや手順の見通しの良さや透明性が失われました。
おそらく、3回目からミャンマー人スタッフに運営をハンズオンされたのだと推測します。

そのせいか、今回も出店受付の段階から運営が混沌としていて、一度目は2月26日にFacebookPage上で出店者を募り、Webの出店申込フォームのリンクが貼られたのですが、3月11日になって、再度、何事もなかったように、参加希望者に、開設したWebの出店申込フォームに、記入を求める内容のメールがありました。
2月26日時点の情報での申し込み希望者の扱いはどうなっているのか、二回とも申し込む必要があるのか、これは同じWebのフォームなのか、それとも前回のは無効で新規に作成したフォームのみが有効なのか、いろいろと疑問はありましたが、どうせ訊いてもらちがあかないので、二回とも申し込みました。


さらに、先週火曜日の3月19日午前11:00過ぎに、選考を通過して出店者として選抜されたことを伝えると共に、参加費の支払い方法が、銀行振込に変わったことを伝えるメールが来ました。今回から、参加費は事前に銀行振込することになった、今週中に振込んで、振込書の画像をメールに添付して送れという内容です。
先週は、メールのきた翌日水曜日がミャンマーの休日なので、実質火曜日の午後と木・金の両日、合計2日半しか締め切りまでに余裕がありません。
2月26日から募集を開始していたので、参加費の徴収方法を変更するなら、もっと早めに周知すべきだと考えます。
たぶん、思いつきで決めたのでしょうけど。
また、こうした手続き方法にすると、添付された振込書を読み取れない等の問題が生じて運営側の負担と煩雑さが増すことが予想されます(ミャンマーでは、ビジネス文書を正確にスキャンした文書を送ることは少なく、スマホで撮影した歪んだりした、不鮮明な写真を送るので)。
たぶん、先のことを何も考えずに決めたのでしょうけど。

先週木曜日に、銀行振込を済ませて、振込書をメールに添付して送りましたが、開催日まで一週間を切った本日でも、振込確認の返事がありません。
予想通り、運営側が、銀行振込の確認と振込書の判読に苦慮して混乱している可能性があります。

それで、運営側が苦労するだけなら別に構いませんが、おそらくしわ寄せが出店者側にも回ってくる。
運営側から、出店料の受取の確認と正式な出店に対する承認が伝えられないのは、かなり不安です。それだと、テントの配置図が発表されるまで、本当に自分のスペースが確保されているのか、安心できません。

いろいろと書きましたが、開催のプロセスが不透明で、見通しが悪いのは、出店者が不安になるだけの話で、来場するお客さんには関係ありませんね。
今回は出店枠の二倍の申し込みがあったそうなので、お店のバリエーションも増えて、これまで以上に楽しいイベントになっているのではないかと予想します。

開催場所は前三回と同じKaraweik Gardenです(公園内のKaraweik Palaceの手前)。 
会場の公園に入場する際に、300MMKを入口で徴収されます。


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2019年2月27日水曜日

3月1日(金)~3月7日(木)ゴールデンヴァレーのシティマートに出店します

今週の3月1日(金)から3月7日(木)の7日間の間、ゴールデン・ヴァレーのシティマートで開催されるイベントに参加します。
ミャンマーのローカル物産メーカーが参加するポップアップ・ショップのイベントです。

このイベントは、ミャンマーで木工製品や革製品を製造・販売しているNatural Myanmarのオーナーの企画により、ヤンゴン内のショッピングモールで不定期で開催されています。
彼女は、自分のビジネスの発展だけではなく、ミャンマー全体のローカル物産の振興とメーカーの支援を真剣に考えている ミャンマー人には珍しい公共的な視野を持ったビジネスパーソンです。




 一週間の長丁場なので、イベント参加費も結構かさむし、一日十時間ほど毎日一人で店番するのも体力的に相当辛いですが、このエリアはミャンマーの富裕層が住むエリアなので、認知度の向上のために、無理してでも参加することにしました。

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2019年2月22日金曜日

The Makers Market #3は、過去最高の人出だった

私も出店した、先週の日曜日の午後3時から午後7時の間に開催された、3回目となるThe Makers Marketは、過去最高の人出でした。おそらく延べ2000人くらいの集客だったと思います。
ミャンマーのローカル物産展として認知が広がり、定着してきた感じがします。

これは展示が終わったばかりの私のテント

開場前の様子。子連れの出店者もいました。

今回は、フード系の出店も充実していました。




客層は外国人七割、ミャンマー人三割くらいでした。


一番お客さんが多かった六時くらいの時間帯には、人が溢れて通路が塞がって歩けないほどでした。

これまでは、日が落ちる六時半を過ぎるとお客さんがいなくなっていたのですが、今回は暗くなってからもけっこう盛況でした。



次回の第四回は、おそらく3月17日(日)か3月24日(日)あたりだと思います。スケジュールが発表がだいたい二週間前くらいなので、まだ詳細はわかりません。

大量生産品ではない、ミャンマーのローカル・プロダクトが一望できる貴重な機会なので、お時間あればご来場をお勧めします。
グローバル企業が提供する大量生産品やチェーン店に対するオルタナティブとして、エコロジカルな地産地消的なローカル経済圏の確立が先進国の一部の地域で潮流となっていますが、ミャンマーにもその流れがきたと考えると感慨深いですね。

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