2015年6月30日火曜日

ミャンマー製トートバッグお店にあります

前回の投稿でお知らせした、トートバッグをお店に置かせてただきました。

今回置かせていただいたお店は、ミャンマークッキーで有名なボジョーマーケットの Sin Phyu Lay Souvenir shop さんです。

Sin Phyu Lay Souvenir shop②@Bogyoke market East A-40
Opening hour Tue~Sun 9:30~17:00


持って行った時に、ショップのスタッフの方にモデルになっていただきました。




バックと共に、以前の投稿でお知らせしたTシャツも置いていただいています。


お店は、ボジョーマーケットの中央入口を直進して、2つ目のブロックを右折してすぐの場所にあります。
ご興味があれば、美味しいミャンマークッキーと共に店頭で実物をお確かめください。

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2015年6月25日木曜日

ミャンマー製トートバッグ作りました

ミャンマーで、作りがしっかりした雑貨を見つけるのは、至難の技です。
負荷や過重がかかる部分を補強しなかったり、省略しても作業の効率化につながらない部分を無意味に手を抜いたりするので、モノとしての完成度がかなり低いです。
布のような素材自体は、日本人では思いつかないような配色やパターンで、面白いものが多いだけに、それを使った実用性の高い商品がないことを以前から残念に感じていました。

そんな訳で、一年くらい前から、ミャンマーの素材を使ったトートバッグの製造を企画していました。
なかなか良い仕事をしてくれる製造委託先が見つからず苦慮していたのですが、近所の友人F氏から日本のNPO AAR(Association for Aid and Relief)Japanさんを紹介していただき、今回完成に漕ぎ着けることができました。
AARさんは、ミャンマーの障がい者の経済的・社会的な自立を支援するため、障がい者向けの職業訓練校を運営しています。経験豊富なインストラクターがいらっしゃるため、完成度の高いモノ作りが可能です。


今回、製造したトートバッグはパターンは同一で、カラーは2種類です。
ミャンマーの伝統的なカラーリングとパターンによって作られた生地を使用しています。

 赤がベースカラーのもの

 青がベースカラーのもの

過重がかかる部分は、きちんと縫い代を取って補強しているので、ミャンマーの雑貨にありがちな、持ち手や底の部分が弱く実用に耐えないということはありません。

底部分もしっかりと縫い代を取って、縫い上げています。

持ち手部分は裏にナイロンを縫い付けて補強し、本体との結合部も縫い代を取った上、周囲を口状、中を十状に縫製して、重い荷物を入れても使用に耐えうる強度を保っています。

写真では分かりにくいですが、内側は一方は2つのポケット、もう一方はジッパー付きのポケット一つがついています。
長財布やスマートフォンを収納しやすいように工夫しています。

 二つのポケットがついた側

ジッパー付きのポケットがついた側

イメージとして、ウディ・アレンの映画『アニー・ホール』に登場する、ダイアン・キートンが持っていたバックを念頭に置いて作りました。


実際の製作は、AARさんのスタッフ中、最も技術の高いクリスタル・ソウさんへ担当していただきました。 クリスタル・ソウさんを起用していただいたAARさんに感謝です。

パターンから布の型取り

 型取りした生地をアイロンがけ

持ち手の縫製

バックのサイズは、上辺42.5cm、下辺25cm、高さ36cm、奥行き21cmです。
タブレットやA4のファイルがしっかり入るサイズです。
素材は、表地が綿100%、裏地には防水のためナイロンを張っています。

今回のトートバッグは、25USDで販売いたしますので、ご興味のある方はご連絡ください。

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2015年6月24日水曜日

ミャンマー最強のカフェRangoon Tea House

ヤンゴンに住みはじめた3年程前に、一人でゆっくり本が読めるカフェを探して、街を歩き回ったことがあります。
まずは、よくあるローカル仕様のカフェを試してみましたが、読書に向いていませんでした。
椅子が低過ぎて座り心地が悪いし、15分おきに偽托鉢僧や物乞いがやってきて、とても読書に集中できる環境ではありません。
その時期に外国人が想像するカフェらしいカフェは、Coffee Circleくらいでした。
ただ、Coffee Circleは飲み物が完全に外国人価格で、ミャンマーで普段使いのカフェとして使うには割高過ぎます。インテリアもBGMも微妙にズレていて、カフェとしての完成度も価格に見合っているとは思えませんでした(ここは、最近、改装しました。改装してからは行ってません)。

そんな訳で、ミャンマーでプライベートな空間が確保できる、居心地の良いカフェを探すのはずっと諦めていたのですが、最近ヤンゴンにもそうした空間を提供するカフェがいくつか現れはじめました。

現時点でミャンマー最強のカフェは、Rangoon Tea Houseだと思います。


開店して、まだ一年経ってないと思いますが、いつもお客で賑わっているようです。


お店へ行ったのはランチタイムが過ぎた、日曜日の午後3時でしたが、ほぼ満席でした。
客層は外国人とミャンマー人が半々です。


ミャンマーのローカル・カフェで一般的に飲まれている紅茶ラペイエが、一杯1720チャット。ローカル・カフェだと300チャットなので、ローカル価格の約5倍の値段ですが。この居心地の良さなら気になりません。
メニューもミャンマー料理を外国人向けにアレンジした料理が多く、中途半端なバーガーやサンドイッチ出す店より好感が持てます。ただ、食事の料金は、ローカル店の出すミャンマー料理の約10倍くらいです。

BGMの選曲にもぬかりがありません。


アレサ・フランクリンのDay Dreamingとダニー・ハザウェイのSomeday We'll Be Freeが続けてかかった時は、ここは本当にミャンマーか?、と思いました。
ミャンマーでこういう選曲に方向性とか一貫性がある店って、いままで一軒もなかったので。


オーナーはイギリス帰りの若いミャンマー人で、店に常駐してカフェの雰囲気を維持するよう目を光らせているようです。
従業員に任せて、店を放置しておくと、勝手にミャンマーのヒップホップとか大音量で流して、店のコンセプトや世界観を台無しにしたりしますからね(ミャンマーは、そういう店が多いです)。

ただ残念なのは、このカフェはダウンタウンに立地していて、私の住むサンチャウンからは遠いことです。タクシーで20~30分の距離です。

そんな訳で、いま近所の友人たちとサンチャウンでカフェできないかなと話し合ってます。店のスタイルは、ポートランド的なシンプルなスタイルで行きたいと思ってます。


看板もこんなシンプルな感じで。
こんな看板があれば、とうとうあの手の店がサンチャウンにできたのか!、と近所の外国人がほいほい入ってくると思います。
ミャンマー在住の外国人は、みんな行く店の選択肢が少なくて困っているので。
問題は、看板に見合う完成度の店が作れるかどうかなんですが。

という訳で、飲食のことが分かって、ミャンマー人のマネジメントができるカフェのマネージャーも探しているので、ご興味がある方はご一報ください。

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2015年6月22日月曜日

ミャンマーでTシャツ作りました

ミャンマー南部は、基本、年中Tシャツで大丈夫な気候です。
そんなわけで、普段から着る機会が多いTシャツですが、ミャンマー製で面白いものがなかなか売ってません。

そんなわけで、ミャンマーに関連したTシャツ作ってみました。



カラーリングは、ミャンマー国旗と同じです。


もちろん70年代に活躍した、プログレッシブ・ロックバンド "Emerson, Lake & Palmer"のもじりなんですが。


このTシャツのサンプルを着て、空港のロビーにいたら、知らないアメリカ人から「それ、ファンキーなTシャツだな」と言われました。
ウケ狙いで、着てもいいんじゃないでしょうか?
ある程度年齢いってないと、ELP知らないだろうから、年齢層選びそうですけど(笑)。

一枚7USDで販売しますので、欲しい方はご連絡ください。
サイズは、M, Lの2サイズです。

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2015年6月9日火曜日

ミャンマーの映画祭がマニアック過ぎた

5月29日から6月7日まで、MEMORY! International Film Heritage Festival in Yangonという映画祭が開催されていました。
映画関係者のカンファレンスと、無料でフィルム映写による過去の名作が鑑賞できるというイベントです。主催はMemory Cinemaという映画フィルムの保護と映画文化の啓蒙を目的に設立されたNPOで、ミャンマーにあるフランス文化センターも開催にあたって協力したようです。
Memory Cinemaによる映画祭は3回目で、過去2回はカンボジアのプノンペンで開催されています。
さすがに無料とは言え、平日昼間から映画観れるほど優雅な身分でもないので、積極的に情報を追っていませんでした。先日、久しぶりに行ったヤンゴンの洋書屋Monument Booksに行ったら、パンフレットがあったので手に取ってみました。


中を開いてびっくりしました。
今回の映画祭のテーマは女性で、女性を中心にした映画50本あまりが選出されて、上映されているのですが、選ばれた映画がかなりマニアックです。
まるで、大学の映研とか美大生が選んだみたいなラインナップになっています。

ゴダール映画のシーンとミャンマー語の組み合わせがシュール

ゴダールの『女は女である』とか、フェリーニの『甘い生活』とか、ルイ・マルの『地下鉄のザジ』とか。『メトロポリス』や『裁かれるジャンヌ』 のような、映画史に残る無声映画も選ばれています。
日本映画も選出されていて、溝口健二『西鶴一代女』、今村昌平『人間蒸発』、宮崎駿『となりのトトロ』、加藤泰『緋牡丹博徒 花札勝負』の4本が上映されています。
おそらくフランス人が中心にキュレーションしてるので、ヌーヴェルバーグもしくはヌーヴェルバーグに影響を与えている、または影響を受けた作品が多く選出されているのでしょう。

よっ、お竜さん

しかし、選ばれている作品がミャンマー人にはマニアック過ぎます。たぶんミャンマー人が観て喜ぶのは『となりのトトロ』くらいです。

私の知る限り、ミャンマー人には、人間の心の綾を巧みに掬いとった心理劇のようなタイプの作品に対する需要はありません。
観て喜ぶのは、派手なアクション映画か、単純明快なラヴストーリーです。また、ミャンマーでも、ディズニーとジブリの映画は、分かりやすいので人気があります。こうした作品は、観客に小学生がいることを想定して製作されていますから。
実際、いまヤンゴンの映画館で上映されている外国映画は、ディズニーの『トゥモロウランド』と『マッドマックス』です。ウディ・アレンの新作などは、ミャンマーの劇場ではかかりません。

啓蒙的な意図と芸術的な価値から、映画史に残る名作が選ばれているのでしょうけど、これは無料とはいえ、ちゃんと観客が動員できたのか心配になりました。
世界各国から50本あまりの映画のフィルムを調達して、ヤンゴンで上映するのは、かなりの準備が必要なはずですし、開催に際して、情報省などの関係省庁との調整などの作業量も膨大だったと思われます。
それだけ大変なことを実行するのなら、映画祭を盛り上げるために、ミャンマー人の嗜好も、ある程度は考慮に入れた方が良かったのではないかと思います。

ともあれ、フェリーニの『甘い生活』はフィルムで観たかったなぁ。
30年程前に福岡市西新にあった名画座で観て以来だもの。
もし、来年もヤンゴンで開催するなら、是非、行きたいですね。

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