2014年1月24日金曜日

【Myanmar News】ミャンマーの屋台の衛生事情

ミャンマーに長期滞在している外国人にとって、日々の食事は、切実な問題の一つです。
ご存知の通り、ミャンマー人が好んで食べるローカル料理店の食事は超絶オイリーなので、毎日食べるのは、外国人には正直キツイ。
かといって、和食、フレンチ、イタリアンなどで真っ当な料理を出すレストランは、概ね外国人経営の店で、価格も日本と変わらないため、途上国に住んでるメリットが感じられない。ミャンマー人経営の比較的リーズナブルな外国料理のレストランもありますが、ミャンマー風味の外国料理を食べるより、潔くミャンマー料理店行った方が、いっそ清々しい気がします。これは、個人的な感覚かもしれませんが。

というわけで、食事に行く店に関して、なかなか選択の幅が狭いのが現状です。
せんだって、日本から友人が訪緬しました。彼はアフリカ駐在の経験もあり、何でも食べれると豪語していましたが、滞在三日目で食あたりを起して、いきなり弱気になってました。最初は自身満々だったので、ギトギト・ヌルヌルしたオイリーなミャンマー料理を出すハードコアなローカル店に連れて行って、反応を見ようと画策していましたが、初級ミャンマー料理店の段階で早々に躓いたため、その機会を逸してしまいました(笑)。

かくいう私も恒常的にお腹を壊しているため、日本から持って来た正露丸と経口保水液代わりにするポカリスエットの粉末が手放せません。
頻繁に食あたり起すのは、主に衛生環境に起因していると思われます。外食産業に関わる人でも、ローカル店では、手を洗ったり、清潔さを心がけているようには、とても見えません。
日常的に閉口するのは、汚れた手の指を碗にガッツリ入れて、ウエイターが料理を運んで来ることです(笑)。汚れた手で、人が口にする物を触って欲しくないという気持ちは、まったく理解してもらえません。まぁ、汚れた手には雑菌が付いているとか、雑菌を体内に入れると体に変調を来すとか、初等教育でも教えてないようなので仕方ありませんが。

さすがに屋根のある店で食べるようにしているので、ふだんは屋台には行きませんが、路上で調理中の写真を、ご参考までにアップします。

おばさんが、素手で麺を和えてます(笑)。ちなみに周囲に手を洗う環境はありません。

こちらは、漁港での水産加工の作業風景。冷凍設備や保冷車がないので、水揚げした魚は、その日の内にここで加工して、市場や路上の売店へ卸されるようです。

そんなミャンマーの食事事情ですが、ミャンマー当局が屋台で販売している食品の衛生調査をしたという記事があったので、ご紹介します。さて、結果はいかに?

 『Myanmar Times』2014年1月20~26日号 より記事転載(原文は英文) 



路上販売されている食品の衛生調査 1/3がバクテリアの危険性
Text By Shwe Yee Saw Myint

新たな調査によって、私たちが身を持って学んでいた事実が明らかになった。
ヤンゴンで路上販売の食品を買うことは、多くのタイプのバクテリアに免疫を持たない人達にとって、食中毒に罹る可能性がある。
調査結果は、市内の衛生問題の大きさを浮き彫りにした。150のサンプルのうち1/3以上にブドウ状球菌かバチルス・セレウス菌のいずれかが見つかった。両者とも食中毒を引き起こすことで、よく知られたたバクテリアだ。また、1/4には、ただちに危険な水準のバクテリアが含まれていた。
調査結果は、1月6日から10日に健康調査局(下院)により開催された、第42回ミャンマー健康会議で発表された。
国立防疫センターの生態防疫局の副局長 Dr. Thaung Hla が、3人の局員と協力のもと、調査を指揮した。調査目的は、路上販売の食品から、危険な細菌が検出される頻度を明らかにすることだった。
5つの区(タウンシップ)のダウンタウンから、30のサンプルが採集され、検査が実施された。150中約35%の52のサンプルから、ブドウ状球菌かバチルス・セレウス菌のいずれかが検出された。
ブドウ状球菌が含まれていた32のサンプル中23は、ただちに危険な水準だった。一方、バチルス・セレウス菌が含まれていた20のうち14が、危険な水準だった。
 調査は、フライドライス、ソーセージ、パン、カスタード、アイスクリームを対象に実施された。
しかしながら、調査は、焼いた肉、蒸し魚、干し魚、炒り豆などの伝統的なミャンマー料理は対象としなかった。以前の調査では、こうした食品から、高レベルの有害なバクテリアが検出された、と Dr. Thaung Hla は語った。
彼は、路上販売の食品の安全性は、調理・販売する人間の衛生状態に、大部分、原因がある、と語った。
「食品をどのように準備し、調理するか、そして、作る人の衛生状態が原因です。安全な食品を食べたいなら、販売されている環境に注意して、清潔かどうかを見極めるべきです」。
調査結果は論議を呼ぶかもしれないが、関係者は驚くこともなかった、と診療所を経営している Dr. Mie Mie Ko は語った。「食品の路上販売のお店は、いたるところにあります。どんな場所でも、簡単に作れますからね。誰も、食品の品質やお店の人の衛生状態をチェックしていません」。
Dr. Mie Mie Ko は、通常、健康な人の皮膚と鼻から2つのバクテリアが見つかり、劣悪な衛生環境にある店から、食品を通じて感染する、と言う。
バクテリアによって引き起こされた症状は、抗性物質によって治療されるが、治療を施さなかった場合、深刻な結果をもたらすこともある。
「バクテリアに対して、耐性が高い人なら大丈夫ですが、耐性が低い人には病状を引き起こします。いくつかの食中毒の症状は非常に重く、あまりに不衛生な環境だと、死に至ることもあります」。
バクテリアによって引き起こされる食中毒は予防できるが、調理・販売・運営する人々への健康に対する学習が必要だ、と Dr. Mie Mie Ko は言う。
調査結果は公的な健康機関のあり方を示唆するものの、ヤンゴンの食品安全に関する認可に権限を持つ、ヤンゴン開発委員会の保健所へ影響を及ぼすことはなさそうだ、とミャンマー健康調査局の U Ko Ko Zaw は言う。
「我々は、そうした所轄当局と連携していない。我々は、食品販売を中止することはできない。それは、ヤンゴン開発委員会の仕事だからだ」。
 関係当局による強制力がないため、この問題は買う側の注意に委ねられている。
バハンに住む Ma Su Su は、路上販売の食品は、できるだけ食べないよう心がけていると言った。食べた時、よく体調を壊すからだ。お店が手袋も使わず食品を扱い、汚れた水で食器や調理器具を洗っているのを見れば、バクテリアに感染するのはすぐに分ります、と語る。
「もし食べるとしても、少なくとも清潔なお店を探します。時々、手袋を使ったらどうかとお店の人に言ってみますが、大抵の場合、言われたことがお店の人の機嫌を損ねるだけです」と彼女は言った。
食品の路上販売している業者でさえ、自分達が食べる物には注意している。ミャンマー・サラダを Anawraha Road で5年以上売っている Ma Ei は、手袋を使用して、食器を清潔にしている店でしか食事をしないと語った。
「食品を路上販売している業者は、もっとレベルを上げないといけません。私の周りでは、面倒がって、お店を閉めてから、お皿を洗うことさえしない人もいます。翌日、開店する時に洗うのです」。

役人の我関せず的な発言が、いつものミャンマーのニュースぽいですね。

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2013年12月16日月曜日

ヤンゴンに新しいホテルができました

何度かこのブログで進捗状況をアップしていた、ヤンゴン市内のホテルがついにオープンしました。
昨日、12月15日にオープンニング・セレモニーが開催されたので、その模様をお知らせします。

ホテル・エントランスでの、来賓の受付。 日曜日の午前8時開始という、かなり早い時間帯。ヤンゴン地区総理大臣などのVIPは、結婚式など他のセレモニーにも招待されているため、確実に参加していただくため、この時間に決定しました。眠かった。

ミャンマーのセレモニーで恒例のテープカット要員の綺麗どころ。

そして、お馴染みのテープカットと風船飛ばし。

グランドフロアのレストランで、来賓と招待者の挨拶。ここは、日本からシェフを呼んだ、レベルの高い日本食レストランです。

ペントハウスのバーでの、会食。ヤンゴン地区総理大臣や有力な大臣など、ミャンマーのVIPが数多く集ってました。

 ペントハウスは、バーカウンターもあります。ここで、夜に夜景見ながら、グラス傾けるのも趣がありそうです。

来賓を送り出して、最後にホテル・スタッフの記念撮影。

ホテルの情報は以下の通り。ヤンゴンに新しくできたホテルの、レベルの高いサービスと施設をお楽しみいただければ幸いです。

Cherry Hills Hotel
No 520/ 4 (A), Kabar Aye Pagoda Road Shwe Gon Taing, Bahan Township Yangon, Myanmar
Tel   : (+95) 1 559722
Web : www.cherryhillshotel.com

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2013年11月23日土曜日

ヤンゴンにホテル作って〼3

当初の予定なら、開業している時期なんですが、ミャンマー特有の諸事情で工期が遅れています。
配管器具の取付等のやり直し、施工業者が当初言っていた日程になっても該当工事が完了していない等々。不測の事態の収拾に追われる、日本人の工事監督者の方には、同情を禁じえません。
来月には完成します。たぶん。
工期も終盤にさしかかる中、今の日本ではお目にかかることのできない工事風景をご紹介します。
トランスの交換のために、電柱を立てていたのですが、工程がすべて人力でした。見学していて、無事立った時は、ある種の感動がありましたw

では、そのプロセスをご覧ください。

来るべき危険な作業を平然と待つ、誇り高きプロ集団。

電柱を差し込む穴を掘ってます。当然、人力。

縄を渡した二本の棒で、電柱を持ち上げる。

持ち上げる。あと少し!

 立った!

傍で見ていて、結構、感動したのですが、プロ集団は何事もなかったのように、持ち場を去って行きました。
  
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2013年10月24日木曜日

【Myanmar News】ミャンマーでファッション商材をネット通販

ミャンマーのネット通販についての記事をご紹介します。
今のミャンマーでは、クレジット・カードの普及率が低く、ネットでカード決済が出来るサイトも存在しません。しかしながら、ネットで予約して受取時に現金払いや、Paypalの名義借りによる銀行振込(1年程前、ミャンマーからPaypalのサイトにアクセスした時、その後、規制がかかりログインできなくなりました。その時点では、ミャンマー在住者のPaypalのアカウント所持には制限がありました)等のカード決済に代わる様々な方法で、ネット通販を実現しているようです。
ネット通販市場の主体となる若年層の、海外のファッション・コスメ(特に韓流の影響による韓国ブランド)に対する需要は非常に高いです。何しろ彼ら/彼女らの需要に応える小売店はミャンマーには非常に少ない—ほとんどないと言ってもさしつかえないかもしれません—ですから。今後、順調に経済が発展し、若年層が購買力を持つようになれば、大きな市場に成長することが予測されます。
約2ヶ月前にこの記事の翻訳に取り掛かったのですが、その後、仕事でバタバタして出来上がるのが遅れました。今でもミャンマーの消費動向を読み解くのに有効な記事だと思うので、アップします。

『mizzima BUSINESS WEEKLY』36号 2013年9月5日号 より記事転載(原文は英文)

オンラインで売る~ミャンマーでのe-commerce市場が立ちあがる
Text by Naomi Ng 


Su Larb Yadanarは、毎月いつも数個の韓国ブランドの化粧品をオンラインで購入する。ただ、オンライン決済の代わりに、月末に彼女はお金の束を抱えて、商品を受取りに友人の家を訪れる。
「これがクレジット・カードを持ってない、私たちのやり方です」と20歳のビジネス・スクールの学生は言う。
オンライン決済が発達していないミャンマーでは、ネットの知識を持った若い世代が市場を担っている。eコマースの市場は、現金ベースの経済から、カードやオンラインによる購入が重要性を増すことに合わせて、その発展を待っている。
今まで、この国は国内企業によるクレジット・カードがないまま機能していていて、VISA、Master Card、China Union Pay(CUP)の僅か3社のカードが、限られたカード所持者によって、利用することができた。最近になって、Japan Credit Bureau(JCB)が加わり、今後、2、3ヶ月で国内での利用先が広がることが予想されている。
たとえインターネットの普及率が人口の2%以下でも、国内のオンライン・サービス・プロバイダーは、この課題に取組まざるを得ない。2010年には、iBiz Service Provider Co., Ltdによって、Omyanmar.comというオンラインWebストアが設立された。この時点で、政府系インターネット・サービス・プロバイダーのMyanmar Post and Telecommunication(MPT)による公式統計によれば、国内のインターネットユーザは400,000人である。

ミャンマーでオンライン・ショッピングをする方法


Omyanmar.comはオンライン・ショッピングモールを模して、60の小売店から電化製品、書籍、洗濯機などの家庭用品を販売している。他にも若い女性たちを対象にした、Cherry Shan Fashion Coutureのようなサイトも、この業界に参入してきた。公式なオンラインでの決済方法がないミャンマーでは、ほとんどのサイトが2つの選択肢を提供している。現金と引換えに商品を受取るか、銀行振込だ。
iBiz Service Provider Co. Ltd創業者のWIn Tunは、イギリスで7年間eコマース・ビジネスの調査と実務の経験を経て、ミャンマーに戻って来た。彼は、インターネットの利用と認知は極めて低いとしても、eコマースの発展に潜在的な可能性を感じ、創業に踏み切った。
彼の話では、オンライン・ショッピングは急激に一般化したものの、 商店主に彼のWebサービスを利用するよう説得するのは簡単ではない。
「そもそも、クライアントはeショップを作ることに抵抗がある。彼らは、我々が彼らから搾取するのではないかと疑い、インターネットなしでも上手くビジネスできるという結論を出す」とWIn Tunは言う。
eコマースは、ミャンマーでは、まだ馴染みのないコンセプトではあったが、彼は自分のアイディアを試してみることにした。2011年に彼らはオンラインの商品展示ページをクライアントのために作成し、彼らに1ヶ月間商品販売のショーケースとして開放した。ここで、オンラインでの購入も可能にした。

オンラインでの支払を一本化する必要性

しかしながら、彼はオンラインでの支払が一本化されたサービスがないままでは、eコマース市場がミャンマーで発展することはないだろう、と考えている。
「我々は、オンライン決済業者が、来年にできることを期待しています。いまのところオンライン決済業者がいないため、ユーザーはオンライン・ショッピングのサービスの利便性を享受できていません」。
彼は、オンライン商店が出店を躊躇うのは、適切なオンライン決済方法がないことが原因だとつけ加えた。
「商店主は、彼らが即座にキャッシュを得られないため、出店を躊躇います。もし、それが可能であれば、彼らはもっと意欲を示すでしょう」。
彼は、商店主が少量の商品を配送しても利益が上がらないため、商品を送りたがらないことを例としてあげた。少量の商品を送る代わりに、彼らはその商品の在庫がないと顧客に知らせた。

ソーシャルメディアとeコマース


Webサイトでのオンライン・ショッピングが信用できないSu Larb Yadanarは、Facebookのオンライン・ストアを利用する。同様のショップ・ページがたくさん集まった、そちらの方が信用できると考えているからだ。
大抵のミャンマー人には、タイやシンガポールなどの近隣国に小さな店を持つ知り合いとコネクションがある。こうした国は、アクセスが容易で、世界中に流通している商品を安く手に入れることができる。こうしたページは商品を展示し、顧客はオーダーフォームに記入して注文する。2、3週間後に、ミャンマーにあるショップ・オーナーの家で商品を受取る際に、顧客は現金で支払いを済ませる。ローカルのFacebookショップのページは、数千ほどだったのが、一年で3万ページを越えるまでに拡大した。インターネット利用率が低くとも、小規模ながら、確実な需要はある。
ソーシャルメディア、とりわけFacebookをマーケティングに利用することは、小資本で事業を始める個人にとって珍しいことではない。新規に開業する小資本の業者が、広く利用されているネットワークと結びつくことで、個人や小さな商店が、顧客ベースを拡大することが可能となる。
「Facebookを開くたびに、サイドバーの広告で、毎日、新しいショップがオープンしていることがわかります」とSu Larb Yadanarは言う。去年は毎月150USドルを韓国製の化粧品に使った。いくつかの商品は、ミャンマーでも見つけることができた。
多くの東南アジア諸国と同様に、白い肌を美しさの基準とする価値観と、韓国製化粧品への熱狂とこだわりは、若い女性達の間に浸透している。この国が海外資本へ市場を開放すると、近年、Etude House、Tony Moly、Nature Republicといった大手韓国化粧品メーカーが雪崩を打って参入してきた。
ところが、Su Larb Yadanarは、彼女の贔屓のブランドが、とうとうミャンマーにやってくると知っても喜べなかった。陳列カウンターの商品価格が、他の国やオンラインで買える値段の3倍の価格でがっかりしたからだ。

eコマースの規制の必要性

しかしながら、包括的な法規制がないことは、eコマースの開発について、悪用される潜在的な可能性となっている。現在のところ、顧客や売り手を、不正行為に対して保護する、インターネットやeコマースに関する法律は存在しないため、オンラインWebストアは、eコマースの潜在的な成長性を実現することが難しい状況だ。
政府外郭団体のMyanmar Computer Federation (MCF)は「Irrawaddy」誌に、多くの議論を呼んでいる電子商取引法は、まもなく改正されると語った。
「我々は法改正により、現状に即した法にする」と、MCEのディレクターMyint Myint Thanは語る。
この組織は、法改正のためIT業界からの意見や提案を求めており、eコマースのような最近になって発達した分野も規制の対象となるだろう。
インターネットへのアクセスとモバイルの普及率は上昇し続けており、関連法の整備に関する要求は、新たな技術をサポートする必要性のある他分野のインフラ開発が進むにつれて高まることだろう。

関連法の整備を待つ成熟化した技術

ミャンマーでは、企業はすでにオンライン決済の技術を開発しているが、政府管轄部門が定める関連法の整備を待っているところだ。Pay Palを利用したローカル事業者のMyan Payは、オンライン決済システムのひとつだ。2010年創業のSoft-Gate Technology Co. LtdによるMyanPayは、ミャンマー国内銀行の口座振替に基づく、オンライン決済のゲートウェイとして機能している。MayPayの口座をクレジット・カードやデヴィッド・カードとリンクさせる代わりに、利用者はオンライン決済のために、自分が取引をしている国内銀行経由で、MayPay銀行が持っているMayPay名義の口座を買う。
MayPayは銀行との正式なパートナーではないが、会社は9つの銀行に口座を開設している。
Soft-Gate Technology Co. Ltdのマネジメント・ディレクターYan  Naung Soeによれば、MayPayの口座の大半は個人の口座が占める。65,000以上が個人口座で、800が法人口座となっている。
他の多くのオンライン決済システム業者と同様に、MayPayはMyanmar Payment Union(MPU)と業務提携することを望んでいる。MPUは国内唯一の中央決済システムのネットワークを持ち、現金決済中心の取引を、国内でeコマースへの移行を促進する機関だ。
現在、MPUは17の銀行が参加しているが、そのうち9つのみがMPU ATMカードを発行している。MPU ATMの所有者はメンバーとなっている他の銀行のいずれからも、現金を引き出すことができる。MPUのCEO Zaw Lin Huntは、このステップが完了すれば、eコマースのプラットフォーム作りに着手するつもりだ、と語った。
「近い将来に、eコマースのプラットフォームはMPUへ参加するでしょう。これはソリューションの集約化に有効です」。

習慣とマインドセットを変える

彼は従来とは異なる流通チャネルが普及するには、利用者の信頼と取引に多くの人間が関わることが鍵になるだろう、と付け加えた。
「銀行が利用者の信頼を得るには、インフラの大幅な改善が必要でしょう。それ以前に、我々は安定した通信環境がありません。これは、ATMについても問題になりえます。みんなが銀行を安心して利用するようになれば、出店者は我々のところにやってくるでしょう」。
決済方法の変更を促進する方法のひとつに、キャッシュレスの取引に人々を慣すことがある。現在まで、MPUは350,000枚のATMカードをミャンマーで発行した。2、3ヶ月前から、多くの社員を抱える企業の大部分が、現金での手渡しに代えて、銀行口座への振込へ給与の支払方法を変えた、と彼は語った。
「1,000人、2,000人の従業員がいれば、給料日に現金を用意するのに3、4日はかかります。今では彼らはATMカードを使って、自分の給与を引き出しています」。

変化の中で柔軟性を保つ

一方、支払方法の変更には多くの力学が働くので、あまりに急速なアプローチは危険だと、アジアのテクノロジー分野に関するマーケティング・コンサタルタント会社Solidanceベトナム支店のマネージャーMichael Sieburgは言う。
「オンラインとオフラインの支払を近づけることが課題です。コンビニやキオスクをオンライン決済の代理店にすれば、利用者はお店に来て、電話料金や電気料金を現金で払えます」。
彼は、eコマースのサイトは消費動向の変化中で、柔軟性を保つべきだとアドバイスする。そしてオンライン決済の傍ら、現金引換えのオプションを残しておくが重要だと言う。
EbayやAmazonによるオンラインショッピングは世界中に普及し、消費性向を劇的に変え、いくつかの利益率の高い小売りビジネスを生んだ。
ミャンマーでは電気通信や銀行といったセクターの近代化を含む変化の最中にあり、潜在的な成長力を顕しつつある。しかしながら、他の国と同様の道を辿るには、いくぶん時間を要することを理解する必要がある。

ハァハァ…。けっこう長かったので訳すのに時間がかかった。
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2013年10月9日水曜日

ヤンゴンにホテル作って〼2

現在、ヤンゴンに建設中のホテルの進捗状況のお知らせです。
このホテルは、日系企業とローカル企業のジョイントベンチャーによるホテル事業です。
施工管理は、日系企業のパートナーから管理者を派遣していただいているので、ミャンマーでは珍しく、配管や排気等の建物の静脈部分まで配慮された建物になってます。
10月下旬竣工予定でしたが、ミャンマーでは入手できない建築資材等を日本から輸送したりで、11月中旬の完成予定になりました。

グランド・フロアのレストランの建設風景。奥に見えるカウンターの後ろは、オープン・キッチンです。

オープン・キッチンの内側です。空調ダクト完備で、臭いがレストラン内に籠りません。ミャンマーではけっこう珍しい仕様。

ペントハウスのバー。満天の星の下、くつろぎながらの一杯が待ち遠しいですw

 こちらはペントハウスのバーカウンター。ここでドリンクをピックアップして、外で飲むという寸法。

バスルームのトイレは、全室ウォシュレット完備です。おそらくミャンマーのホテル初の仕様ではないかと。

客室の窓は二重窓です。気密性、保温性、防音を保障した安心設計。

キッチン、ダイニングテーブルを全室に配備。ベッドルームとダイニングを分けた間取りです。調理用設備と圧迫感の少ない設計により、長期滞在のゲストにも対応しています。

只今、ホテル・スタッフをトレーニング中です。
11月中旬のグランオープンまであと僅か。 ハードに負けない、素晴しいサービスを提供できるようスタッフ総出で奮闘しています。

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2013年9月14日土曜日

ヤンゴン・ベークハウスに行って来ました

ヤンゴン・ベークハウスに行って来ました。以前ブログで、ソーシャルビジネスについての記事をご紹介しましたが、記事中でソーシャルビジネスの活動例として取り上げられていたカフェです。
パール・コンドミニアム1階の商業ゾーンにお店を構えています。


ランチタイムには、テイクアウトや昼食を摂るお客さんで賑わっていました。
欧米人・韓国人・中国人のお客が多く、外国人比率が高いです。テーブルが3つだけなので、繁忙時には席が取り難いかもしれません。


サンドイッチ、マフィンなどのベーカリー類が充実しています。サンドイッチ類が、4,000~5000チャット、マフィンが1,500~2,000チャット、カプチーノが3,000チャットといった価格帯です。パールコンドミニアムや近隣に住む外国人にとって、普段使いのお店として人気があるようでした。


肝心のお味の方は、サンドイッチやマフィンといった食品に対して、我々が持っているイメージの想定内の味覚で、悪くないです。ミャンマーにありがちな、料理の見かけと実際の味覚が、まったく乖離しているということはありません。ミャンマーではホテルでしか食べられないベーカリー類も充実しているので、ミャンマー料理を食べ飽きた在住外国人におススメです。ここにお金を落すのは、ソーシャルビジネスの支援にもなりますしね。

お店の住所は
Pearl Condo, Block C, Ground Floor | Kaba Aye Pagoda Road, Yangon 

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2013年9月4日水曜日

Sanchaungにも外国人増えました

ヤンゴンのSanchaung区に住んで、一年くらいになります。
オフィスもアパートから徒歩約10分の場所で、職住ともにSanchaungで過ごしてます。
私は生来出不精なので、基本自分の住んでるエリアから出ません。福岡に住んでた頃は、アパートがあった天神3丁目から、職場のある大名までの半径約1Kmが行動範囲。東京では、住んでいた下北沢から、通勤や営業以外で出ることは稀でした。
そして、やはりヤンゴンでもSanchaungに引き蘢っていますw
 Sanchaungはローカルの人が多く住む住宅エリアで、スーパー・マーケットが多いところが便利です。特に観光名所はないので、これまで外国人はそれほど見かけませんでした。ゴハン食べるのも、ほぼSanchaungのローカルレストランに行ってますが、店で外国人と話したのは二回のみ。一回はミャンマー料理屋でシンガポール人と、後の一回はビヤガーデンで日本人と。お店にいるのは、ほとんどが地元のミャンマー人です。観光客の多いダウンタウン・エリアに比べると、外国人比率は非常に少ないです。
そんなローカル・エリアのSanchaungだったわけですが、ここ最近は変化の兆しが。
 商店街やスーパー・マーケットで、外国人を見かけることが増えて来ました。
そして、前にブログに書いたカチン料理屋「Lady Finger」に行けば、デンマーク人がよく店にいる。まぁ、彼はこのお店の記事をローカル雑誌に書いた人なので、ある意味インサイダーぽいのですが。
一昨日に、このお店に行くと、件のデンマーク人とその友人のドイツ人が。このドイツ人は、マンダレーで一ヶ月ほど英語教師をやっていたそう。本職はIT関連のSEらしい。欧米人では、一時、職場を離れて海外ウロウロしてる人を結構見かけますね。日本でそれをやると、職場復帰とか、再就職が厳しいので、日本人ではあまりいませんが。


ここは英語表記のメニューがあるので、外国人でも入りやすいのでしょう。私がよく行く理由もそれですしw
このレストラン、まだ日本人のお客が少ないので(実質、私のみ。一度ヤンゴンでレストラン経営を計画している日本人が、カチン料理を試しに来たらしい)、ヤンゴン在住で気になった方は行ってみたら如何でしょうか? 国際交流や情報交換が出来るかもしれません。

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2013年9月3日火曜日

ヤンゴンにホテル作って〼

ただ今、ヤンゴン市内にホテルを建設中です。
日本の建設会社とミャンマーのローカル企業とのジョイント・ベンチャーによる事業です。
設計・施工管理を日本の会社にお願いしているので、電気や水の配管・排気等を日本の品質基準で設計・工事した、ミャンマーでは珍しい高い品質基準の建物になります。
まだ、詳細をお知らせできる段階ではありませんが、完成前の工事現場をお見せします。


こちらは客室のリビングルーム。キッチンを備えているので、簡単な料理もできます。この奥にベッドルームがあります。部屋をリビングルームとベッドルームの2区画に分けた、ゆとりある空間設計です。


こちらはバスルーム。ミャンマーでは温水でシャワーを浴びる習慣は一般的ではありません。そのため、ホテルのボイラーの容量が小さくて、熱いお湯が出ない所が多いです。このホテルは、日本と同じ基準で計算して、十分お湯が供給できる大型のボイラーを設置しています。まだ、取付けていませんが、シャワーヘッドは日本から、輸入しました。トイレはウォッシュレットの予定。


水の配管、電気配線、換気は、日本の設計基準。施工管理もジョイントベンチャーの日本人の方に監督していただいています。ミャンマーの建物の弱点である水回り(多くの建物が、排水を考慮していないため、バスルームが水浸しになる)、 排気(臭いがこもる、隣の部屋の臭いが流れ込む)の心配はありません。


1階のレストラン。空調ダクト完備です。日本では当たり前ですが、ミャンマーでは珍しいです。オープンキッチンなので、調理の過程も見えて安心。現在、日本からシェフを派遣してもらって、メニューを作成中です。


屋上のペントハウスにはバーがあります。ヤンゴンの夜景を眺めながら、一杯やるのが楽しみです。屋上庭園を設けた、ムーディーな空間になります。

ホテル・レストランのオープンは、10月下旬の雨期明けの予定です。
これから進捗状況に合わせて、情報をアップして行きますね。

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