2018年5月30日水曜日

シャングリラ・アパートメントのチャリティ・イベントに参加してみた

昨日、シャングリラ・アパートメントで開催されたチャリティ・イベントに参加しました。
同会場で外部から出展者を招聘した物販系のチャリティ・イベントが開催されたのは、初めてかもしれません。



少し前にFacebookの知人がこのイベントの参加者募集をシェアしてるのを見て、連絡先を聞いて参加の申し込みをしていました。正式な応募文書や一般的な告知もなく、ほぼ人づて、口コミでイベント参加者を募集していたので、本当に出展者が集まっているのか疑問でしたが、いざ蓋を開けてみたら、Hla DayやPomelo等のミャンマーを代表する小売業者が参加していました。
来場者はシャングリラ・アパートメントの住人を中心に、そこそこの集客がありました。他のコンドミニアムで開催されているイベントと比較しても、富裕層らしき客層が多く、客筋を考えるとヤンゴンで開催されている他所のイベントと比較しても、優良なイベントではないかと思いました。
こうした出展者にとって相対的に魅力的イベントが、一般的な告知や募集もなく、いきなり開催されるのが、ミャンマーらしいなと思いました。
こうしたやり方では、インサイダーとして情報を持っていないと、優良なイベントに参加する機会がないので、新規参入者にハードルが高いです。もっと情報を公開して透明性や公平性が担保されていてもいいのにと感じますが、ミャンマーではこれが普通のようです。



イベントのアトラクションで、出展者が寄付した商品をオークションにかけて、来場者に販売していました。これは自分が出品した商品に買手がつかなかったり、安値でしか売れなかったりするとけっこうバツが悪い。
この辺のイベント運営の内容に関しても、詳しい事前説明がありませんでした。こんな風に晒されるなら、もっと見栄えの良い商品を出品すれば良かったとほぞを噛んだ出展者もいたはずです(というか自分がそうだった)。
しかも出品した商品が売れた後に、その商品の出展者が英語でのスピーチを求められます。自分の出品した商品がオークションにかけて来場者に晒された後、英語でスピーチとかどんな罰ゲームだよと自分の番が回ってくるのが気が重かったです。
幸いにして(?)、私の番の時はスピーチを求められませんでした。時間が押していたのか、スピーチを求める価値がないと判断されたのかのどちらかでしょう(たぶん後者)。

今回はそれほど売上はなかったですが、プロモーションや他の出展者と知り合う機会としては価値のあるイベントだったので、今後も機会があれば参加してみたいです。
こうした場所で顔つなぎをして知り合いを作っておかないと、また他の優良イベントが開催される時に蚊帳の外に置かれてしまうので。

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2018年4月25日水曜日

新作ドレスのモデル着用写真を撮りました

先日製作した、Aラインのキャップ・スリープのワンピースのモデル着用写真を掲載します。
花柄刺繍の入ったロンジー生地を使用しています。60年代後半〜70年代前半のサンローランやケンゾーのコレクションに出てきそうな柄です。




S size: 40,000MMK

こちらのXライン・ロングスリーブ・ドレスは、モデル着用写真を掲載済みでしたが、モデルを変えて再度写真を撮りました。シャン州産の独特の風合いのあるコットンを使用しています。





M size: 45,000MMK

取り扱い店の住所は、こちらです。
Princess Tailoring Shop 【No.8 Ground Floor, Nyaung Tone Road, Sanchaung Township, Yangon (レストラン喜洋洋の二軒左隣)】

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2018年4月21日土曜日

新しいデザインのワンピースを入荷しました

Aラインのキャップ・スリープのワンピースを新たに作りました。
素材は、花柄の刺繍を施したロンジー生地を使用しています。
今回は、生地とデザインのマッチングが非常に上手くいきました。



袖口は切り込みを入れたキャップ・スリープです
S size: 40,000MMK

花柄の刺繍のドレスは、昔のサンローランとかケンゾーとかでありそうです。今だとプラダあたりが採用しそう。
ミャンマーの流通事情だと、同じ生地はなかなか入手できないので、気になったらお早めにお店でチェックすることをお勧めします。

お店の住所は、こちらです。
Princess Tailoring Shop 【No.8 Ground Floor, Nyaung Tone Road, Sanchaung Township, Yangon (レストラン喜洋洋の二軒左隣)】

その他、品切れになっていたラカイン州の男性用ロンジー生地を使ったタンクトップ・ブラウスも入荷しました。暑い日が続く、今のミャンマーにぴったりなトップスです。


L size: 35,000MMK




M size: 35,000MMK

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2018年4月16日月曜日

ミャンマーで現代美術について考えた〜Chuu Wai Nyeinの個展での所感

水祭り前にダウンタウンのギャラリー、Gallery 65で開かれていた現代美術の女性アーティストChuu Wai Nyeinの個展に行ってきました。
普段はそれほどミャンマーの現代美術には食指が動かないのですが、今回はMyanmr Timesの文化欄の記事を読んで行くことにしました。
ミャンマーの現代美術にこれまであまり関心が持てなかった理由は、今まで見た数少ない作品の大半があまりに類型的だったからです。私見ですが、だいたい印象派風の風景画、カンディンスキー風の抽象画、ジャスパー・ジョーンズとかアンディ・ウォホール風のアメリカの60年代的ポップアートの三種類に分類できて、あまりオリジナリティが感じられませんでした。
今回はMyanmr Timesの記事に掲載されていた作品の写真を見て、何だか引っ掛かるものを感じて、ギャラリーまで足を運びました。

会場で配布されていたパンフレットとMyanmar Timesの記事を合わて説明すると、「マンダレー王朝黄金時代(筆者註:19世紀後半、イギリスの植民地になる前の最後のビルマ王朝)の女官のようでありなさい」という社会的な要請や抑圧、つまり出来合いの理想的な女性像を押し付けられ、ありのままの女性でいることが困難なミャンマー現代女性の置かれた状況を、伝統的なロンジー(ミャンマーの民族衣装である巻きスカート)柄の背景に、現代的なポーズを取るマンダレー朝時代の民族衣装を纏う女性像を描くことで、過去から現代までに繋がる女性に対する抑圧的な状況から解放されることを企図して表現している、と言ったコンセプトの作品群です。
これだけ読むと、「あぁ、あれね(棒」といった感想になります。
女性に対して抑圧的な社会環境が望ましくないのは当然ですが、こうしたテーマやコンセプトは、女性アーティストの主題として珍しいものではないからです。


現代美術の門外漢の私でも知っている例だと、シンディ・シャーマンの「Untitled Films Stills」が有名です。架空のハリウッド映画のスティル写真の中の女優をシンディ・シャーマン自身が演じることで、社会が認知する画一的な女性像をアイロニカルに表出した作品です。




日本だと、女性アーティストのやなぎみわが、エレベーター・ガールなど職業婦人に求められる同質性を、男性原理が支配する資本主義的な価値観に基づく都合の良い女性像として表現しています。





考えてみれば、同時代に生きていれば、問題意識の在処が似てくるのは当然かもしれません。重要なのは、同じテーマ、コンセプトから出発していても、そこからオリジナリティや作品としての強度がどれだけ導き出されていることでしょう。

Chuu Wai Nyeinの作品は、私にはオリジナリティと作品としての強度が備わっていると感じられました。社会や外部が要請する理想的な女性像の淵源を19世紀のマンダレー王朝に求めるのはミャンマー人にしかできない発想です。そのコンセプトを伝統的なミャンマーの絵画技法で描くことで、作品としても高い完成度を達成しています。

同じコンセプトを扱っても、アメリカだとハリウッド映画の女優、日本だと高度成長期の職業婦人、 ミャンマーだとマンダレー王朝の女官とモチーフが変わるところも、それぞれの国柄や環境の相違が反映されているようで興味深いです。
ハリウッドの主演女優、匿名的な職業婦人、近世王朝の女官というそれぞれの表現者による表象の差異は、深堀りすれば比較文化論としても機能しそうです。






ちなみにギャラリー行った時には、作家本人がパンフレットを配っていて、ちょとだけ話しました。
いきなりだったので、何も気の利いたことが言えずに、
「これ君が描いたの?」(その時は作家本人とは気がつかなかった)
「そう」
「へー」
みたいな間抜けな会話しかできなかったのが残念です。
思ったより若い女の子だったので、この人が作家だとは最初は思いませんでした。

今年は海外での個展も予定されているようなので、 今後は海外のアート・マーケットでも評価されるアーティストになるかもしれません。

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2018年4月6日金曜日

【YANGON CALLING】ワンピース新色入荷しました

先日、発表したウェストシェープ・タイプのワンピースの新色が入荷しました。
今回もシャン州産のコットンを使用しています。
このストライプの布を、お店で見つけた時に、 新しく作ったパターンと相性が良さそうだなと思って、今回、商品化しました。



こちらは同じデザインの生地違いです。





フレンチ・テイストが入ったデザインなので、ジャン=リュック・ゴダールの映画の中のアンナ・カリーナみたいに着こなしていただければ嬉しいです。






商品はこちらのお店でご覧になれます。試着もできます。
Princess Tailoring Shop 【No.8 Ground Floor, Nyaung Tone Road, Sanchaung Township, Yangon (レストラン喜洋洋の二軒左隣)】

ミャンマーも日本ももうすぐ大型連休
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