2017年7月2日日曜日

サンチャウンも国際化したなあと思う瞬間〜Aung La N Sang凱旋試合観戦記

一昨日の6月30日は、シンガポールの総合格闘技運営団体のイベントOneがヤンゴンで開催されました。
メインイベントは、ミャンマーの国民的英雄Aung La N Sangが挑戦者として、ロシア人のミドル級チャンピオンと対戦するカードです。
ほぼ毎晩行っている、近所のビアステーションWin Starが、この対戦を目当てに客が集まり、スポーツバー状態になっていました。


Aung La N Sang選手はミャンマー人としてはかなり大柄で、そのせいか対戦相手もほとんど欧米人です。活動拠点はアメリカに置いていて、普段は西海岸で生活しています。
ミャンマーのラウェイ(ミャンマー式キックボクシング)の選手は、たいてい農村顔で、いかにも叩き上げの地方出身者ぽい雰囲気の場合が多いです。70年代の輪島とかガッツ石松とかのプロボクサーを思い浮かべれば、日本人には想像がつくのではないでしょうか。
その中でこの選手は、かなり垢抜けた都会的な雰囲気を持っています。
学校もインターナショナル・スクールに通っていたようですし、アメリカ在住ということもあって英語も堪能です。他の選手とは異なる中産階級的な出自を感じさせます。
そして、この人はカチン人で、国民的英雄でありながら、マジョリティであるビルマ人ではありません。
いろんな意味で、他のミャンマーのラウェイ選手とは毛色が異なります。


夕方6時半から飲みはじめたのですが、このカードがはじまったのが、10時前くらいでした。ずっとビール飲みっぱなしなので、この時点でぐでんぐでんです(笑)。
さすが国民的英雄の凱旋試合だけあって、周りのミャンマー人の熱狂が凄い。
有効打やマウントポジションになるたびに、ウォーと地鳴りのような雄叫びが上がります。立ち上がって拳を突き上げる客もいます。


試合は最終ラウンドまでもつれて、判定でAung La N Sang選手が勝利しました。
この時も、店内に歓声が沸き上がりました。


後ろの席には、ロシア人らしきグループが観戦していました。4、5年前は、Win Starで飲んでいる外国人は私一人だったのですが、サンチャウンも国際化しました。
以前にも書きましたが、サンチャウンはあと3年くらいするとタイのカオサンみたいなエリアになるのではないかと思っています。
サンチャウンの案内の記事については、こちらをご覧ください。

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