月刊誌の『MODA』はシティマートの店内でも販売しているので、買物の際に見かける機会が多く、新刊が出ればパラパラとめくって眺めていました。2、3年前に比べれば、グラビアがずいぶん垢抜けたと感じます。
ちなみに上の写真で、『MODA』の右にある雑誌の表紙の女性は、ミャンマーのスーパーモデルThandar Hlaingさんです。ミャンマーで最も腹筋の割れた女性として有名です。ご自身のFBページにはトレーニング風景がこれでもかと投稿されています。
このような『MODA』がミャンマー・ファッションの最先端を代表しているという私の認識は、研究不足だったようです。シティマートに配本してないため今まで気がつかなかったのですが、『POSH』というファッション雑誌を最近になって発見しました。
FBページへの投稿写真のレベルが高かったため、気になってローカル書店で現物を手に取ってみました。
中を見てちょっと驚きました。モード方向に果敢に攻めています。
「one & only international magazine in Myanmar」とFBページで高らかに宣言していますが、そう自負するところが誌面からビンビンに伝わってきます。
これはビョークを意識したのか?
『VOGUE』等のグラビアからインスパイアされているのでしょうが、ミャンマーでありがちなモード方面に攻めて、着地点が単なる仮装になってしまうという陥穽に陥っていません。まあ、モードと勘違いした仮装の差は非常に曖昧で、同じことをしても表現者が誰かによって評価がまったく変わったりするのですが。この辺は現代美術に通じるところがあります。
さらに素晴らしいのが、ミャンマーの民族衣装や土着性をモードとして結実させようとする強い意思が見て取れるところです。
カチンの民族衣装をモチーフにしたグラビアページ
ミャンマーのシンガーのインタビュー写真も、アメリカのR&Bのアーティスト写真みたいに格好良く撮っています
メンズのページも独創的です。ただ、この雑誌の企画かどうかは不明。背景が中国なので、中国のファッション雑誌からの転載かもしれません。いずれにせよ、セレクションのセンスは良いです。
ミャンマー人女性が大好きなお姫様ルックも甘い方向に流れ過ぎていません。
グラビアページのスタッフのクレジットを見るとミャンマー人らしくない名前があるので、誌面作りにタイ人や欧米人の経験者が参加している可能性が高いです。
今のところ最新号は2016年12月号で、前号が2016年8月号なので季刊だと思われます。おそらく、これから4月号が発刊されるので、これは今後のチェックが必要です。
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