2019年10月16日水曜日

ミャンマーのロンジー生地のテキスタイル・デザイン事情について考えた

ミャンマーの民族衣装である巻きスカート、ロンジー用の生地のテキスタイル・デザインは、三か月から半年程度でデザインが入れ替わります。
ここにはマーケティングという概念が希薄なので、たとえ良く売れたデザインであっても、売り場から生産者へのフィードバックがなく、すべて作り切り・売り切りで、同じデザインの生地は、再び作られないことの方が多いです。
私は、市場で洋服に向いたテキスタイル・デザインの生地を常に探していますが、そうした生地を見つけたら、可能な限り、その場で店の在庫すべてを買い切るようにしています。店頭で売り切れてしまったら、そこでは二度と同じデザインの生地を入手できなくなるので。
ただし、似たデザインが復刻することも時折あります。
2年前に、マドラス・チェックの男性用ロンジー生地を使ってメンズのオープンカラーシャツを作りましたが、最近店を回っていたところ、ほぼ同じデザインの生地を見つけました。
デッドストック品の可能性もあるので、今回見つけたのが新規で作った商品とは断定できませんが。

二年前に入手した、マドラスチェックの生地で作ったオープンカラーシャツ

マドラスチェックは、メンズシャツに使われるテキスタイル・デザインとして一般的ですが、ミャンマーのロンジー生地に採用されることは珍しいです。

とりあえず、見つけたその場で、その時の所持金で買える分だけ買って、後日、同じ店に行って買い足しました。今のところ、このマドラスチェックの生地は、他の生地屋では見つかっていません。




今回、新たに入手したマドラスチェックのロンジー生地

上のマドラスチェックの生地は、男性用ロンジー(パソー)の生地ですが、他に復刻してほしい女性用ロンジー生地(タメイン)のデザインもあります。
いくつか下にご紹介します。

マリー・クワント風の花柄模様の生地。二年くらい前のデザイン。

ミナペルホネン風のテキスタイル・デザインのカチン産の生地。三年前くらい前に、市場にありました。

グッチとかにありそうな幾何学模様のテキスタイルデザイン。最近、同じ系統のデザインの生地が市場に出回りはじめたので、いま買い集めています。


メンズのロンジー生地は洗濯すると縮むため、一日水につけてから、裁断、縫製しています。雨期が終わりつつあるので、外に干せるようになったのは、ありがたいです。

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