2014年12月1日月曜日

World Music Festival in Yangon

Inatitut Franc Ais de Birmanieというフランス文化センターのような場所で、11月28日、11月29日の二日間に渡り無料のジャズライブが開催されたので行って来ました。

ミャンマーは基本的に外国人が楽しめるような娯楽やイベントがないので、たまにこういうイベントがあると、外国人が総出でやって来ます。こんなに沢山、外国人がヤンゴンに住んでいるのかと改めて驚きます。
しかも普段の自分の生活圏では見かけないタイプの外国人。ファッション雑誌の街角おしゃれスナップに出て来そうなパリジェーンヌッ!!!とか、ウーピー・ゴールドパークみたいな黒人のオバさんとか、スペイン語を話している国籍不明のグループとか。

会場は敷地内の前庭で、キャパシティは1000人くらい。客層はミャンマー人と欧米人がほぼ半々。ミャンマー人以外のアジア系外国人はあまり見かけませんでした。


初日は、ライブが始まる前から満席で、ずっと立ってるのは辛いなと思ってたら、最初のバンドの演奏が始まって三曲くらいすると二割くらいミャンマー人が帰ってしまい、無事座れました。60年代にウェイン・ショーターがやっていたタイプのジャズで、リズムセクションの間をソプラノ・サックスがピロピロ浮遊するような演奏でした。
これはミャンマー人にはウケないだろうと思ってたら、案の定退屈したようで、どんどんミャンマー人が席を立って行きました(笑)。
モード・ジャズとかミャンマーではまず聴く機会はないし、この種の音楽は学習機会や予備知識のない人が聴いても面白くないですからね。


二日目になると、結構空席が目立ちました。初日は開演前は満席でしたが、この日は七割くらいの客入りです。初日がつまらなかったという噂がミャンマー人の間で、広まったのでしょうか?

二日目の二番目に出たバンドが、このイベント中のハイライトでした。このバンドならお金払ってもでも観たい。
Eliane Amherdというスイスのシンガーソングライターで、歌もギターも上手い。リズム・アンド・ブルースやジャズを基本に、アフリカ的なポリリズムな要素も絡んで、聴いててとても気持ちいい。テイストが近い有名なミュージシャンを挙げるとノラ・ジョーンズあたりか。



何曲かやったカヴァーも秀逸。聴いてて曲名分かったのは、Tom Waitsの"Jockey Full Of Bourbon"、Tamba Trioの"Berimbau"とか。
個人的に一番盛り上がったのは、Ann Peeblesの"I can stand the rain"のカヴァー。
選曲センスもグッドです。


リズムセクションもボトムが太くて、迫力がある上、ファンキーでした。このバンドだけ、明らかにセンスも演奏力も次元が違ってました。
スイスって音楽のレベル高いのかなと思ったのですが、パンフレット読むとEliane Amherdさんはスイス人であるものの、活動拠点はニューヨークで、アメリカのラジオチャートにチャートインしたこともあるそうです。バックのリズムセクションの人たちも、ニューヨークで活動するスタジオ・ミュージシャンみたいです。
やはり層が厚くて、競争率の高いところで活動している人はレベルが高い。

Youtubeにも結構動画があるようなので、ご興味がある方はどうぞ。


ともかく野外で音楽聴きながら、ビール飲むのはとても気持ちが良いものです。このイベントの主催者の方たちに感謝します。ミャンマーにミュージシャンを招聘するのは、ヴィザや機材の輸送等、手続きや準備が大変そうですし。
ミャンマーにもこんなイベントが増えたら、在留外国人の一人として嬉しいですね。

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