2018年7月22日日曜日

[7月30日~8月2日]シティマート・ゴールデンヴァレー店のイベントへ出店します

7月30日(月)〜8月2日(木) 9:30AM~8:30PMの間、シティマート・マーケットプレース・ゴールデンヴァレー店(シンガポール大使館の向かい)で開催されるミャンマー・ローカル・ブランドの物産展 Product of Myanamrに、YANGON CALLINGとして出店します。
お買い物にお越しの方は、よろしければついでにお立ち寄りください。
一日12時間同じ場所にいるため(スタッフなしで一人でやっているので)、遅い時間帯になると疲れて目が死んでると思いますが。
展示する商品は、YANGON CALLINGのショッピングサイトでご覧になれます。


このイベントは、ローカル・ブランドを経営しているミャンマー人の若手女性経営者によって主催されています。この種のローカル物産展は、ほとんどの場合、在緬外国人(ほぼ欧米人)によって企画されることが多いため、ミャンマー人運営者によるイベントは貴重です。
彼女は、ミャンマー人自身による物作りや、独立系のローカル・ブランドによる商業活動を盛り上げようという理念を持って、このイベントを運営しています。イベントで使われている、Let's Grow Togetherというスローガンが、彼女の理念をダイレクトに表現しています。
こうした、業界や同業者全体を底上げしようという理念や哲学を持ったミャンマー人経営者は未だ非常に少ないため、この理念に賛同した私も、微力ながら応援したくて参加しています。

ヤンゴンにもショッピングモールの数はずいぶん増えましたが、中で売っている商品は、海外からの輸入品が多く、ミャンマー独自のブランドが少ないのが現状です。
これから独立系のブランドがどんどん立ち上がって、国内のみならず海外にも輸出できるクオリティの商品が、ミャンマーでも数多く作られる日が早く訪れることを願っています。

City Mart Marketplace in Golden Valley:
No 403 / A, Dhamazedi Road & Golden Valley Road, Bahan Township, Yangon



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2018年7月19日木曜日

[YANGON CALLING] チュニックなど新商品入荷しました

昨日、YANGON CALLINGの新しい商品が仕上がったので、ご紹介します。

まずは、ラカイン州のメンズ・ロンジーを使った、チュニック・ドレス。
ラカイン州のメンズ・ロンジーは、目地の詰まったしっかりした生地が特徴です。メンズ用の生地ですが、微妙な色合いが魅力的なので、レディースのチュニックに仕立てました。
肩口から袖口にかけてスリットが入っていて、袖口のリボンで留める作りになっています。やや裾が短いため、レギンスなどとコーディネートしてもフィットします。
両サイドにポケットを付けているため、実用性も十分です。





次はウエストをシェイプした、ストライプのドレス。シャン州の染布を使って仕立てました。60、70年代あたりのフランスで流行していた、サンローランなどのワンピースを意識しました。
ウエストをゴムでシェイプしているため、体型を選ばない、万人向けのデザインです。



こちらは、別布で作った同じデザインのモデル着用写真。



最後に、売切れのため、欠品となっていたバック・タック・ドレス。
ざっくりとした風合いのシャン州のコットンを使った涼しげな一品です。
後ろに入れた大き目のタックが、自然で美しいシルエットを作り出します。






サイズ・価格などの詳しい情報は、YANGON CALLINGのネットショップのサイトでご覧になれます。
サンチャウンのPrincess Tailoring Shopが閉店したため、現在、イベント時かネットショップでの販売のみに対応しています。ヤンゴン市内なら、ご希望の日時に、指定された場所へ無料で配達します(サンチャウンなら嬉しいです)。
代金は現物と引き換えにいただきます(キャッシュ・オン・デリバリー)。
配達時に、サイズが合わない、現物がイメージと違ったなどの問題があれば、その場でのご返却にも応じます。
カードやPaypalでの決済ではないので、ネットシのシステム上では課金されないので、ご安心ください。

ネットショップで注文した後、Facebookページのメッセンジャーかe-mailで、配達日時と配達場所をご相談します。日時と場所については、柔軟にご対応します。

在庫商品の一覧と価格や仕様などは、下記のサイトで確認できます。もちろん上の新商品も掲載しているので、ご興味があればご覧ください。
YANGON CALLING SHOP

ミャンマーの素材を使った洋服
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2018年7月13日金曜日

[YANGON CALLING] ミャンマーでネットショップのサイトを作りました

前回の投稿でお知らせした通り、YANGON CALLINGの商品を置かせていただいていたPrincess Tailoring Shopが先週に閉店したため、とり急ぎネットショップのサイトを作りました。


在庫商品が一覧できるサイトの必要性は、以前から感じていましたが、作成するのが面倒なので、ずっと先延ばしにしていました。今回のPrincessの閉店を機会に、一念発起して約一週間で、立ち上げました。こんな機会でもなければ、たぶんずっと作らなかったと思います。
よろしければ、こちらのリンクをクリックして、ご覧ください。

商品写真は、これまでに撮った写真を使ったので、素材については、そんなに手が掛かりませんでした。
大変だったのは、商品情報の記述のため全商品を採寸して、商品別にひとつひとつの情報を個別に書き込んでいくことです。

上のサイトは、Web作成サービスを提供しているWixのテンプレートで作成しています。
その他、同様のサービスを提供している、Base、Strikingly、Jimdoも試してみましたが、決済通貨にミャンマー・チャットが使えるのは、Wixのみでした。
ミャンマー国内で、Web作成サービスを使用して、現地通貨で決済するネットショップのサイトを立ち上げるなら、私が調べた限りでは 消去法でWix一択ということになります。
試したのは、上記の4つのサービスのみですが。

その他のサービスを触った感想を、今後ミャンマーでネットショップを作る人の参考になるかもしれないので、以下に記します。
Baseは、外貨での表示価格が自分決められず、円からシステムが自動的に指定外貨に変換する上、英文表記もシステムによる日本文からの自動翻訳みたいだったので、日本国内向けのサービスだと感じました。
Strikinglyは一番作成方法が簡素で、シンプルなページでいいなら、これが最適かなと思いました。ただし、ミャンマー・チャットに対応していません。
Jimdoは対応可能通貨だけ調べて、ほとんどいじってないので、コメントできません。

Wixの決済システムは、クレジットカード・Paypal・オフライン決済から選べます。クレジットカードはミャンマー国内では使用率がまだ低いし、Paypalに至っては5年くらい前まで、ミャンマーからはアクセス禁止だったので両方とも難しい。
余談ですが、5年前にミャンマーからPaypalのアカウントにログインしようとしたところ、アクセス禁止になって再利用のため、いろいろと本人証明が必要となり、かなり手間取りました。それがトラウマになっていて、ミャンマーでPaypalを使う気が起こりません。

そのため、決済方法も消去法で、オフライン決済にしています。
ネットで注文があったら、お客様のところへ現物を届けて、お代を頂戴します。
ミャンマーのネットショップでは、最も一般的なやり方ですね。
ちなみにミャンマーには、信頼できる宅急便業者もないので、配達するのはネットショップの運営者が雇っている社員です。私の場合、社員を雇う余裕がないので、私が自分で配達します。

しんどかったのネットの速度で、携帯でテザリングして、ネットショップ作成用サイトにログインしながら作成していったのですが、途中でネットがスタックして、画面が固まることが多く、ストレス・マックスでした。思うようにデータのアップロードや画面編集ができず、進まない画面遷移をじっと見つめているうちに、だんだん後頭部が痛くなってきて、2時間くらい作業したらヘロヘロでした。

せっかく作ったので、アクセスしていただけると嬉しいです。オフライン決済なので、ネット上で課金されることもありません(笑)。
さっき作ったばかりで、まだ、動作確認も完全できてないので、試してみて不具合があれば、教えていただけるとありがたいです。

YANGON CALLINGのネットショップのサイト

YANGON CALLINGのFacebookページにもリンクを貼っています。Facebookページ上の「詳しくはこちら」のボタンをクリックすると、ネットショップサイトへ飛びます。

ミャンマーでネットショップやるのも
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2018年7月6日金曜日

Princess Tailoring Shop閉店のお知らせ(2018年7月5日)

日本のNGO AAR Japanさんが運営していたサンチャウンのPrincess Tailoring Shopが7月4日より閉店しています。
再開の目処は今のところ立っていません。
YANGON CALLINGの商品も陳列させていただいてましたが、現在、閉店中のためご覧いただけません。

閉店の理由は、店舗スタッフの突然の離職です。AAR Japanさんへ、お店の接客態度やオーダー品の仕上がりについて、お客様からのクレームがあったため、ホスピタリティと技術の向上ため、運営責任者が研修を提案したところ、今まで通りのやり方で働けないなら離職する方をスタッフ全員が選択した模様です。
運営責任者が研修を提案した翌日に、スタッフ全員が店舗を去りました。改めて、ミャンマーで人を雇用する難しさを実感させる出来事でした。
スタッフからすると、ミャンマーの平均的な給与で働いているのに、それ以上のサービスと技術の水準を求められるのは、理不尽に感じたのかもしれません。特に日本人だと支払う料金以上のサービス・レベルを、日本国内と同じ感覚で求めがちですが、海外ではその感覚は、当然、通用しません。

話し合いの末、スタッフが店舗を荷物をまとめて去る光景を、私もちょうど用事があり、店舗にいたため、見ることになりました。
長く働いていたスタッフなら、5年以上はいた場所だろうに、特に感興もない様子で、何事もなかったように店を去って行く姿を見ると、仕事観や労働観が本当に違うのだなと再認識させられます。業務改善研修の申し入れの翌日の午前中に全員が離職するという、割り切り方の早さと、呆気ない結末に、部外者の私でさえ戸惑いを感じました。自分の仕事や職場に、思い入れや愛情を持つということが、この国ではごく少数の例外を除いてありません。
考えてみれば、スタッフは全員、AAR Japanさんが運営する職業訓練校の卒業生です。
自分に無料で職業訓練を施してくれた組織に、恩返しする気持ちがあってもいいのではとも感じてしまいますが、その違和感も東アジア人と東南アジア人の倫理観や職業観の違いから生じるのでしょう。

AAR Japanさんの運営責任者の中川氏による公式の周知は、以下の通りです。


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2018年7月1日日曜日

ミャンマーでワールドカップより盛り上がるスポーツ

現在、世界各地でサッカーの話題で持ちきりでしょうが、ミャンマー国内に限れば、ワールドカップよりも盛り上がっているスポーツ・イベントが先週の金曜日にありました。
シンガポールを拠点に展開している総合格闘技団体『ONE Championship』(通称ONE)のミャンマーでの興行です。
前回の興行の模様も当ブログでお伝えしましたが、日付を確認したら今年の3月1日でした。時間が経つのは早いものです。

ミャンマーでの興行なので、当然ミャンマーの国民的英雄のONEミドル級王者アウン・ラ・エヌサンの防衛戦がメインイベントです。
アウン・ラ・エヌサンのミャンマーでの人気は、戦後日本復興期のプロレスラー力道山を彷彿とさせます。もちろん、力道山をリアルタイムでは知りませんが、当時の日本の復興と希望の象徴だったという点で、ミャンマーでのアウン・ラ・エヌサンの人気もそれに比肩しえます。

前回同様、近所のビアステーションWIn Starでテレビ観戦しましたが、現場の熱気が凄まじい。アウン・ラ・エヌサンが攻撃するたびに大きな歓声が上がります。雄叫びをあげながら、立ち上がって拳を振り回す客も多かったです。満員の店内の中、方々のテーブルで、これが同時多発的に起こると、騒然とした熱狂的な雰囲気がさらにヒートアップします。
対戦相手は日本人の挑戦者でしたが、もしチャレンジャーが勝つと、この場にいると危険だなと本気で感じました。店内唯一の日本人だったので、負けた腹いせの標的になった可能性もありました。




対戦結果は、アウン・ラ・エヌサンのTKO勝ちだったのですが、勝負の決着がつく最終ラウンド前に勘定を済ませて、すぐに店から出られるよう準備をしていました。

アウン・ラ・エヌサンの勝利のあと、店内だけではなく、通り全体が歓声に包まれていました。通りに出ると店に入りきれなかった人びとが、店外からテレビ観戦をしていました。


ミャンマーでもワールドカップ・サッカーは、それなりに関心を持たれていますが、自国が参加していないので、ここまでは入れ込めないようです。
やはり自国人が参加しているイベントの方が、圧倒的に盛り上がります。
国民的英雄の勝利の後、夜の通りは、人びとの歓声があちこちで湧き上がり、まるでワールドカップ優勝で歓喜に沸き立つ国のような騒ぎでした。

ミャンマーでのアウン・ラ・エヌサンの
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2018年6月23日土曜日

【YANGON CALLING】6月25日~6月27日 City Mart Marketplaceのイベントに出店します

6月25日(月)〜6月27日(水) 9:00AM~8:30PMに、シティマート・マーケットプレース(シンガポール大使館の向かい)のミャンマー・ローカルブランドの物産展にYANGON CALLINGとして出店します。
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一日12時間同じ場所にいるため(スタッフなしで一人でやっているので)、遅い時間帯になると疲れて目が死んでるかもしれませんが。
商品については、YANGON CALLINGのFacebook Pageでご覧になれます。


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2018年6月16日土曜日

ミャンマー人の肖像〜Su Su(21)売春婦の場合

最近、Human of Myanmarというウェッブサイトが開設されて、市井のミャンマー人の姿が紹介されています。ミャンマーに暮らしていても、ほとんど接点のないタイプの人びとの声を聞くことができて興味深かったので、そのひとつを日本語に訳してみました。

Su Su, 21. Prostitute, Yangon
ス・ス 21歳 売春婦 ヤンゴン

この仕事をはじめてから5年経つわ。
わかってほしいのは、これは単なる仕事だってこと。あたしがナイトクラブに行くのは、他の人達がオフィスに行くのと同じよ。誰だってこんな仕事はしたくないけど、他に選びようがないの。

あたしたちは、大酒飲みで酒乱のお父さんのもとで育った。お父さんが亡くなったら、いちばん年上だったあたしが弟妹達を養う必要があった。お金のために男達と寝るのは割のいい仕事だし、昼間に弟妹たちの面倒を見ることができる。あたしたちは郊外に暮らしていて、何のスキルもない15歳の女の子ができる仕事なんて他にはなかった。

海外へ留学するのが夢なの。お金ができたら、夢を叶えるつもりよ。みんな売春婦には、夢も目標も、感情さえもないって思ってる。あたしたちは、あなた達と同じ普通の人間よ。傷ついているし、悲しいし、それぞれ事情があるの。あたしたちみたいな人間は、ミャンマーみたいな保守的な国では、簡単にわかった気にされてしまうの。タフでないとやっていけないし、お金のことも考えなくちゃいけない。そうじゃなければ圧し潰されちゃうもの。

きっとセックス・ツーリズムは、ミャンマーでもっと盛んになると思う。パイオニア・クラブやパークロイヤルに行ってごらんなさい。いっぱい飢えた男達を見ることができるわ。哀しくなるけど、それが仕事なの。この仕事を辞める時が来るまでは。

あの人達を裁けるかですって?、それはないわ。だってここは、みんなが素敵な仕事をしていて、素敵なお家があって、素敵な家族がいるパーフェクトな世界じゃないもの。あたし達が生きるのは、リアルな世界。生き延びるためには、どんなことでもしなきゃいけない。

最悪だったのは、ひどく酔っ払ったイギリス人のお客を取ったとき。彼はあたしにひどくみだらな行為を要求して、あたしが断ると暴力を振るった。だいたいのイギリス人は悪くないのだけれど。

中国人は最悪ね。アメリカ人がいちばん、気前が良くて、金払いがいい。

夫と子供が二人いるわ。彼は、あたしの仕事については気にしてない。お酒を飲むのとギャンブルをするのに、あたしの収入が必要だから。いつもそれから逃れようとしていることに、いつも捕まってしまうのって不思議よね?

ミャンマーが、バンコクやマニラみたいにならないことを祈るわ。ミャンマーはあんなに悪徳に染まってないし、これからもずっとイノセントであって欲しい。
何かいい人ぶってて、変に聞こえるかもしれないけど。そんな男達がたくさんヤンゴンに来た方が、あたしにとっては好都合なわけだし。
でも、あたしはこの国とここに住む素敵な人達を愛しているの。だから、私達の国を汚して欲しくないの。

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2018年6月11日月曜日

2018年6月時点のミャンマーのファッション産業を考えた

2015年7月にミャンマーのファッションブランドについての投稿で紹介したミャンマーのローカル・ファッション・ブランドのCiCiの路面店が今年に入ってから閉店しています。ミャンマーで唯一オンリーショップの路面店を構えた中間層向けのブランドでしたが、採算的に店舗の継続は厳しかったのでしょう。
一時は、ミャンマー初の屋内型ナイトマーケットとして鳴り物入りで登場したUrban Village(元Urban 86)にも出店していましたが、こちらも撤退しています。というか、あそこは今やテナントの撤退率が90%以上に達して、もはや商業施設としての体をなしていませんが。
このブランドのコンセプトは、ミャンマーで働く女性たちの服という印象でしたが、企業のオフィスなどで勤務する女性がミャンマーにはまだまだ少ないので、対象となるマーケットそのものが小さ過ぎたのかもしれません。
ミャンマーには、他にもオンリーショップを構える少数のブランドがありますが、ほぼ富裕層に特化したニッチなマーケットを対象としています。



ブランドそのものも店舗と同時に閉鎖したのではないかと思っていましたが、雑誌に広告が載っていたので、ショップは畳んだものの、オンライン販売でブランド自体は継続している模様です。


上の広告は、ミャンマーを代表するファッション雑誌『MODA』に掲載されていました。
MODA』はリアルクローズ寄りのファッション雑誌で、日本では『non-no』や『CanCam』あたりと同じ位置付けの雑誌です。シティマート内の書店などに置いているので、ミャンマー在住者で手に取られた方も多いかもしれません。
他に、モード寄りのファッションをフォローしている、日本では『GINZA』や『Numero Tokyo』あたりに該当するミャンマーのファッション雑誌として、『POSH』があります。こちらの雑誌は扱っている書店が少なく、入手がけっこう難しいです。


ちなみにミャンマーで、一般的に一番人気のある海外ブランドは、COACHです。『MODA』にもタイアップ広告を載せていました。ヤンゴンには正規販売店があります。


3、4年前までは、ミャンマーのファッション雑誌のグラビアは、ディズニー・アニメのプリンセス的なドレスに、独特のミャンマー・テイストが加わって、見当違いのポイントに着地した謎のお姫様ルックが主流を占めていましたが、今ではかなり普通ぽくなってきました。ここ数年で海外旅行をするミャンマー人と、海外から帰国したミャンマー人が増えたのが一因でしょう。



編集長もいかにも海外帰りのミャンマー人といった佇まいです。おそらく、オーストラリアかシンガポールの大学を卒業しています。ミャンマーでは、アメリカ、イギリスへ留学するさらなる富裕層だと、家業の事業経営に携わるか、実家の資金で起業するケースが多く、親族が経営する会社以外に勤務することは少ないです。


MODA』は、普段は立ち読みだけ済まして、買うことは少ないのですが、今回はメンズのスタイリングが気になったので、購入に至りました。
今回は、ロンジーとジャケットをコーディネートしたスタイルの提案がされています。




おそらくトム・ブラウンの2018春夏のコレクションから着想を得たのでしょう。
このコレクションでは、スカートとテラード・ジャケットの組み合わせが、ファッション業界で話題になりました。




ミャンマーにも、トム・ブラウンを参考にしたメンズのスタイリングの提案が現れたのを目にすると、時代は変わりつつあることを実感します。3年くらい前までは、雑誌のスタイリングも洋服のセオリーを無視した完全な我流で、海外のファッションの動向を追っているスタイリストは、非常に少なかったように思います。

中間層向けのローカル・ブランドとして路面店を開いていたCiCiの後を継ぐようなミャンマー・ブランドは、現状見あたりませんが、もう少し時間が経てば、新たなチャレンジャーが登場するのではないかと予想しています。

ミャンマー・ファッションの動向が
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