2018年7月1日日曜日

ミャンマーでワールドカップより盛り上がるスポーツ

現在、世界各地でサッカーの話題で持ちきりでしょうが、ミャンマー国内に限れば、ワールドカップよりも盛り上がっているスポーツ・イベントが先週の金曜日にありました。
シンガポールを拠点に展開している総合格闘技団体『ONE Championship』(通称ONE)のミャンマーでの興行です。
前回の興行の模様も当ブログでお伝えしましたが、日付を確認したら今年の3月1日でした。時間が経つのは早いものです。

ミャンマーでの興行なので、当然ミャンマーの国民的英雄のONEミドル級王者アウン・ラ・エヌサンの防衛戦がメインイベントです。
アウン・ラ・エヌサンのミャンマーでの人気は、戦後日本復興期のプロレスラー力道山を彷彿とさせます。もちろん、力道山をリアルタイムでは知りませんが、当時の日本の復興と希望の象徴だったという点で、ミャンマーでのアウン・ラ・エヌサンの人気もそれに比肩しえます。

前回同様、近所のビアステーションWIn Starでテレビ観戦しましたが、現場の熱気が凄まじい。アウン・ラ・エヌサンが攻撃するたびに大きな歓声が上がります。雄叫びをあげながら、立ち上がって拳を振り回す客も多かったです。満員の店内の中、方々のテーブルで、これが同時多発的に起こると、騒然とした熱狂的な雰囲気がさらにヒートアップします。
対戦相手は日本人の挑戦者でしたが、もしチャレンジャーが勝つと、この場にいると危険だなと本気で感じました。店内唯一の日本人だったので、負けた腹いせの標的になった可能性もありました。




対戦結果は、アウン・ラ・エヌサンのTKO勝ちだったのですが、勝負の決着がつく最終ラウンド前に勘定を済ませて、すぐに店から出られるよう準備をしていました。

アウン・ラ・エヌサンの勝利のあと、店内だけではなく、通り全体が歓声に包まれていました。通りに出ると店に入りきれなかった人びとが、店外からテレビ観戦をしていました。


ミャンマーでもワールドカップ・サッカーは、それなりに関心を持たれていますが、自国が参加していないので、ここまでは入れ込めないようです。
やはり自国人が参加しているイベントの方が、圧倒的に盛り上がります。
国民的英雄の勝利の後、夜の通りは、人びとの歓声があちこちで湧き上がり、まるでワールドカップ優勝で歓喜に沸き立つ国のような騒ぎでした。

ミャンマーでのアウン・ラ・エヌサンの
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