2020年3月10日火曜日

The Makers Market #11へ出店しました

今週の日曜日に、今回で11回目の開催となるThe Makers Marketへ出店しました。今のところ全回参加していますが、もう11回目になるのかと考えると感慨深いものがあります。
今回は同じ敷地内であるものの、3日前にいきなり場所の変更の周知がありました。これについては、出店者へのメールやFBグループでの通知はなく、公式のFacebookページで一回告知があっただけでした。
変更について、事情の説明もないので、理由は不明です。
同日に、いつも開催している広場で、別のイベントが開催されていたので、会場側がダブルブッキングしたのかもしれません。



今回の会場は、カラウェイクガーデン入口近くのデッキでした。
デッキの板がところどころ剥がれいたり、外れていたりで、足場が悪く、設営にいつもより手間取りました。




いつもより狭い敷地へテントを押し込んでいるため、通路幅が狭く、動線が悪い場所だとお客さんの入りが悪そうでした。私が割り当てられた場所も、ちょっと来場者の回遊性が低そうな位置でした。
そのため、今回は厳しいかな、と設営しながら感じていました。設営終了直後に最初に来店した、アフリカ系アメリカ人の男性に、サイズ設定の説明を正確にできなかったため、販売機会を逸しました。
これは幸先が悪い。今日は出店料や移動費を考えると赤字かも、と嫌な予感がよぎります。
結果的には以前お買い上げいただいた日本人のお客様や、ミャンマー人の知り合い、撤収直前になって駆け込み的に買っていただいたお客様がいたため、なんとか黒字は確保できました。
ここへ来る労力と無店舗で運営していることを勘案すると、もう二倍くらいの売り上げが欲しいところですが、マーケティングが相変わらず課題です。商品力は他のブランドに対して優位だと思いますが(あくまで当社比)、マーケットでのブランド認知度が他のヨーロッパ人運営のブランドに比べて、相当に低い。だいたいいつもこのイベントに来てるけど、今回初めて見たというフランス人のご婦人がいたくらいですから。


デッキスペースは、カンドジー湖を挟んで、シェゴダンパゴダを臨める眺望のため、飲食スペースのロケーションは、いつもより良かったかもしれません。

急な場所の変更とか、出店者の選考結果発表日と出店料の振込締め切り日が同日とか、いろいろと運営上ではありますが、The Makers Marketがいまのところミャンマーで唯一成功しているナイトマーケットであることは確かです。
ミャンマーの屋内型ナイトマーケットとして始まったUrban 86は、運営のまずさと集客力のある質の高いテナントが集まらなかったことで、一年を待たずに閉鎖しました。
Strand Streetのナイトマーケットのテントは出店者もまばらです。
去年の雨期に始まったPansodan Streetのナイトマーケットは、その後どうなっているか話を聞きませんが、今も継続しているのかどうか不明です。 私の知る限り、特に話題になっていないようです。
上にあげたナイトマーケットの盛り上がらなさ加減に比すれば、11回目を数えるまで継続し、しかも毎回着実に集客しているThe Makers Marketの成功は、ミャンマーでは例外的と言っても良いかもしれません。

個人や中小企業が、ミャンマーでBtoCビジネスを場合、市場構造や特性を観測する絶好の機会でもあるので、ミャンマーでこうした業態にご興味があれば、ご来場をお勧めします。
このイベントでの日本人の来場者数の比率が、ミャンマーの外国人マーケット全体における消費者の比率と見ても、そう大きな誤差はないはずです。
また、ミャンマーの外国人消費者層に加えて、ミャンマーの国産品に関心を持つ0.1%のミャンマー人富裕層も観測することができます。
それを除く、ミャンマーの99.9%の消費層はミャンマーの国産品に対する消費選好はありません。
ファッションに例を取ると、ミャンマーの99.9%の消費層は、国産品よりも、H&MやZARAやユニクロなどのファーストファッションの方に関心があります。ちょっと無理をすればバンコクへ行ける程度に裕福な中産階級の若者は、H&MやZARAやユニクロを現地のショッピングモールへ買い出しへ行きます。
ミャンマーの伝統的な服飾文化をエッセンスに加えたローカルファッションに興味を持つミャンマーの消費者層は、日常的に海外へ渡航しているため、世界の主要都市のどこにでも売っているファーストファッションに、あまり有難味を感じない0.1%の富裕層のみです。

次回12回目の開催は、4月5日(日)ではないかと予想しています。

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