2018年11月22日木曜日

バンコクで静養してきた

雨期の間に体調を崩したので、一週間バンコクで静養してきました。
我が家は、サンチャウンの増水エリアの目の前に立地していて、しかも半地下の物件のため、豪雨があると部屋が貯水槽と化します。こうなると部屋から水をバケツで外へ汲み出すしかないのですが、何しろネズミ礫死体や犬の糞が散乱する通りから流れ込んだ汚水なので、半日作業すると、しばらく体の痒みや発疹や発熱に悩まれることもあります。
雨期の間は、こうした浸水が月一二回は起こります。
特に雨期が終わってやれやれと思っていた、11月の中旬になってからの浸水は、心身ともに堪えました。


ミャンマーのビジネス・マルチビザの滞在日数のルールが変わったため、70日に一度国外へ出る必要がなくなったのですが、雨期の浸水や過酷な生活環境のダメージの蓄積で、肉体的にも精神的にも限界が近かったので、今回、バンコクに行くことにしました。
這うようにしてヤンゴン空港に行き、Airbnbで借りたバンコクのコンドミニアムからはあまり外へ出ない日々を送っていました。
泥だらけになった服を熱水の出る強力な洗濯機で洗濯したり、コンド内のプールサイドでビール飲みながら本を読んで過ごしました。
まだ、体調が完全に戻ってないので、もう少しバンコクにいたかったです。

基本的に外に出たのは、人と会う時のみで、今回はミャンマーに時々来ているタイ人の女の子に会いました。自分のやっている事業を説明して、何か協業できないかを話し合うためです。




初めて会ったタイ人のKさん。彼女は、ヤンゴンにも時々来ています。買ってもらったドレスを着てポーズを取ってもらいました。なかなかファンキーな女の子でした。

彼女に案内してもらって、商品を置いてもらえそうなホステルやギャラリーへ連れて行ってもらいました。











上の本屋はかなりこだわったセレクト本屋でした。イタロ・カルヴィーノとかガルシア・マルケスとか世界文学のスタンダードとになっているセレクションも揃っていました。当然、村上春樹も抑えています。ジュノ・ディアスも置いていました。
村上春樹の盟友でもある翻訳家の柴田元幸さんは、外国文学のヘヴィー級チャンピオンはマルケスの『百年の孤独』で、ミドル級のチャンピオンはカルヴィーノの『見えない都市』だと講演でおっしゃってました。
この2冊は、文学好きなら必読書なので、未読の方は是非。




Passport Book Shopにも置いていた、21世紀文学の必読書、ジュノ・ディアスの『オスカー・ワオの短く凄まじい人生 (新潮クレスト・ブックス)』。タイ人もわかってます。
ドミニカ系アメリカ人の日本のサブカル・オタクが主人公という、現在のハイブリッド文化を体現したような設定の物語です。日本人が読んでも共感できる部分は多いのでは。

改めてバンコクは外国人の数が多い分、ヤンゴンより文化的に洗練されていると実感しました。
本日、ヤンゴンに帰りますが、 次回はもうちょっと体調の良い時にバンコクを再訪して、いろいろと見て回りたいです。
今回、少し伝手はできましたが、私のブランドの顧客は外国人が大半なので、洗練された消費性向の外国人が多いバンコクに販路を作ることは、重要な課題だと再認識しました。

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